なんというかドラマ的なカタルシスがかなり強くてまあドラマですし…となったもののとにかく「内閣総理大臣」としての星野源を見られてキャッキャとしてしまいましていやいや落ち着けと。
本題はそこではない
若者と高齢者層の分断が主題に置かれてて、そこをどう手を取り合うかって確かにすごく問われがちだけど現状はそこにすら至らないのよね。
この作品の中でも若干描かれていた通り今の若者のマジョリティはド保守なのね、それが果たして政治について考えることをやめたからなのか真に保守なのか。仮に前者だとして、このドラマのような小さなうねりが幾重にも重なって政治に若者が目を向けたときはじめて、分断は訪れるのである。
「このままでも逃げ切れる人の意見で政治が決まるって間違っているでしょう」
その時手を取り合えるかどうかはそもそも共に手を取り合った体験という原初的なものだよと伝えるラストの田中泯とのシーンがすごく良かったな。
あと河合優実さん、なぜわざわざ忙しい中でキャスティングを…と思ってたけど最終回でなるほどだった、圧倒的すぎる。
いつも小さな映画館で見ていた河合優実さんや山田杏奈さんがプライム帯で見られて嬉しいな。