初回はさすがにドン引きでワーストクラスだったのだが、回を重ねるたびに進む「2人で向き合う」ことへの想いが出てきて良かった。最後まで情事はカオスだったけど。笑
原作未読。しかしながら、原作ビジュアルの再現度の高さは折り紙付きで、素人ながらに頷いたほど。ただ、中身がとにかくカオス。初っ端からいきなり至近距離で匂いをかぎまくるし、そんな匂いは煙で表現。めちゃくちゃキツかった…。
しかし、2人が簡単に愛を深めるのではなく、様々な障壁に当たりながら解決していく姿が良かった。コンプレックスにライフワークバランス、思い込みの関係など、カップル故のハードルを組み込みながら前に進んでいく。そこがもどかしくてくすぐったい。そこはうまく描いていたと思う。
主演は佐藤寛太さん。本人も情事のシーンは良く分からないまま頑張っていたと言っていたのだが、ホントによく頑張ったと思う笑。かれこれコミカルさをリードしてくれたし、下手な卑猥さも出ていなかったのが救いだ。ヒロインは大原優乃さん。プロポーションを活かした配役はハマっていたし、静かさの中に漂うエロさが作品のビタミンになっている。演技力あってこそであり、なかなかの健闘。
工藤遥さんが前半戦を圧倒的にリード。もろもろカオスだったけど、今思うと作品の核がしっかりと見えてきたのが良かったと思う。結局完走した自分に驚き。笑