とても面白いストーリーでした!
重要人物それぞれの思惑と策略に裏の裏があり、ロマンスも絡みつつ複雑な展開が繰り広げられ、すぐに引き込まれました。
主役、脇役、味わいある役者さんが多かったです。
そして、王宮の内装や、衣装、小物なども色彩豊かで洗練されていて、カメラワークも凝っているので、毎話毎話見るのが楽しみでした。
アクションシーンはどちらかというと少な目で、心理戦、頭脳戦で相手を追い詰めていくドラマ。
王が権力を強化していく様を、"碁盤"に象徴させていたのも面白かったです。
キャストの中では、左議政のチャンヒョクが特に目を引きました!(こんなカッコいい左議政、初めて見たかも🥹)
居るだけで圧倒されるようなオーラ。
そして、虚空を見つめる三白眼が醸し出す不穏な空気感。
この左議政は、秘めた愛情と苦しみを持った人でもありました。
詳しくは語られない切ない関係性も、チャンヒョクの繊細な演技で推し量ることが出来て、素晴らしかったです👍
また終盤、王、内宮(王妃となる人)、左議政、大妃それぞれの、政(まつりごと)に対する信念、生き方の違いがクローズアップされて、とても興味深かったです。
王(イジュン)を聖君にするため厳しい言葉を投げかける内宮(カンハンナ)。
その時の王の傷ついた表情が痛々しくて…🥺
苦悩の生い立ちを持つ王が、王権を強化したいという気持ちも理解でき、同情してしまいました。
でも"本当の味方"とは厳しい苦言も呈してくれる人なのですよね。
「正しい政(まつりごと)とは?」
「王のあるべき姿とは?」
という事まで深く考えさせられる良作でした!!