ゆうき

30までにとうるさくてのゆうきのネタバレレビュー・内容・結末

30までにとうるさくて(2022年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

アラサー鬱真っ只中の今、まさに観るべき作品だった!

なんか、突飛な発想だけど、アラサーってホテルの朝食ビュッフェみたいだなと思った。
キャリアも結婚も出産も、気づいたら周りはどんどん選択して自分の人生に追加していて、ふと自分の手元のトレイを見たら何もない、そうしている間にビュッフェ台からは料理がなくなっていく。何となく人気そうなお皿を手にしてみる。それなりに彩ったつもりで席に着いたとき、テーブルの上に本意だったものはいくつあるだろう?

30歳を目前にして急に人生の大きな舵取りを迫られている気がする。自分の選択に責任を持って生きてこなかった代償か、SNSの普及で自他境界が曖昧になっている故か。いい歳して本当に情けないけど、切実にすごく怖いの。

いやでもちょっと待って、そういえば何のための、誰のための人生だっけ…?

年齢や常識に囚われず、自分の内なる声に従えばいい。そんな気付きを貰えるとても素敵な物語だなと思ったけど、(奏多くんを除いて!)ラストがあまりにも全員ハッピーエンドすぎて少しだけ入り込めなかった。
親友みんなが同じタイミングで幸せなんてことあるんだろうか…自分の声に従った選択の先にも違う地獄はあるのでは…とか思ったけど、でもこの考え自体、自分の中で『やりたいことが必ずしも成功するわけじゃない』『人生はそんなに甘くない』的なバイアスがかかっているのかもな。

とにかく、アラサーだから、ではなくて、自分の人生にもっと責任を持とうと思った!
おすすめしてくれたもぎちゃん、さんきゅーなー!
ゆうき

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