CMやフェイクの心霊ドキュメンタリーを撮っている監督、桂木シン。
高校からの親友でありカメラマンのツカサと彼女でもあるADミコらと撮影を行っていたが、出演予定だった同級生と連絡が取れなくなってしまう。
メールボックスを見返すと彼から「この動画が消せないんだ」という添付ファイル付きのメールが来ており…。
不可解な動画と彼らの過去にまつわる秘密とは。
心霊マスターテープの新章だが、監督は変わっていて毛色は全く違う。
スタイリッシュなOPから美しい導入。
絶妙に気持ち悪い間の呪いの映像ととても好みの作品だった。
映像を撮ることの責任というテーマはそのままに前作までとは違い、前半もきっちりと緩急ある展開で怖がらせてくれる。
特に送られてくる件の映像の雰囲気は最高。
フェイクドキュメンタリーQのような(あれは前作の監督なのだが)直接的ではないじんわりとした、だが強い怖さが感じられる。
どうでもいいポイントだがちょくちょく全裸が映る霊役の女性がダンサーの方らしくすごく綺麗な裸体すぎて全然怖くないし、むしろエロかった。
