ヒムロ

放課後ていぼう日誌のヒムロのレビュー・感想・評価

放課後ていぼう日誌(2023年製作のドラマ)
3.3
高校進学と同時に父の田舎へ引っ越してきた手芸好きの鶴木陽渚。
散歩中に知り合った黒岩悠希に半ば強引に「ていぼう部」の入部届けを書かされてしまう。
生き物や釣りに耐性のなかった陽渚だったが、ていぼう部の仲間たちと過ごすうちに段々と釣りの楽しさに目覚めていく。


アニメ化もされた漫画作品の実写化。
僕は単行本で原作を追って見ている。


中々に再現度には力を入れていて、釣り以外のエピソードや撮影的に厳しそうなエピソードは省いてはいるものの、実際に生きた魚を使っていたり料理のシーンも美味しそうでその辺りは良かった。
タコ髭店長なんてマジでそのまんまの再現度でどこに力入れてるのかと笑った。
特に海を始めとした景色が綺麗なのは実写特有の良さだった。

しかし千葉でロケをしているからなのか、それとも方言のアドバイザーをつけて撮影するのが難しかったからなのか、熊元弁(熊本弁)の要素が無かったのが個人的にはかなり残念なポイント。
部長の喋る方言がたまらなく好きで推しキャラなのでここは譲れない。

それと再現度でいうとていぼう部の部室だが、中々に部室らしさはあったのだがあまりにも綺麗すぎて撮影用のプレハブ感が否めなかった。

全体的にアニメや漫画と比べると、どうしても説明のために別の映像で解説するという手法をあまり使っていないせいで中々に一見さんや釣りを知らない人には分かりにくい所も見られる。
この辺りは実写が故の難点。

まぁ女の子が釣りして料理してキャッキャしてるのを楽しみたいという人にはかなりピッタリだと思う。
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