イタリア語

僕たちがやりましたのイタリア語のネタバレレビュー・内容・結末

僕たちがやりました(2017年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

我々は弱い故に、
トビオたちのような状況に遭遇すれば、
"今自分が持っているモノ"を捨てられず、
逃げてしまうと思う。

彼らが偉かったと思うのは、
"そこそこの生活"を最終的には捨て、
また金や権力、暴力に屈することなく、
弱い自分から逃げず、罪を認めて自首したこと

多分同じような状況になれば彼らのように、
ラッキーを期待したり、現実逃避したり、
またそれまでの自分とは違う自分を偽ってやり直そうとしたり、多分懸命にもがくと思う。
でも結局弱い自分を認め、過失的な部分があったとしても罪を認め状況を受け入れない限り、
一生それが付き纏う。
また罪を認めても、出所した後のトビオのように、市橋の幻影に苦しんだりすることもあると思う。
やってしまったことは消えないし、生きている限りで"償い切る"こともない。生き残った者の宿命であると同時に、"生きる"ことも生き残った者の宿命であり、使命なのだと思う。
弱い自分から逃げ続けても、好転する事はない。
パイセンが語ったように、腑抜けた生より、生きた死を選ぶ。彼らが偉かったのは、色々あったけど、最終的に自分たちでその決断を下し、生きた事だと思う。
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