このレビューはネタバレを含みます
NewsPicksが好きそうな革命児たちの成り上がりと衰退が描かれている。
メンターと出会い、彼とともに成り上がっていくと同時に、そのマッチョな空間によりほころびが出始めて、しまいに自分の作った空間と和解する。
「プレイリスト」のような各話ごとにポジションごとの話をするわけではないが、それぞれのキャラクターをしっかり描き、かつアダムマッケイ作品のようなテンポ感で一気に見られる。
面白かった。でも、刺激的な話が多かったが何か残ったかというとそんなにはというところ。刺激はしょせん一時的なもの。
カイルチャンドラー演じる投資家のビルの葛藤の方が自分ごとのように感じた。TKという悪魔を世に放ち、彼を守りたいけど、自分も彼の色に染まってしまっていることにおそれを感じ、ブレーキをどう決断するのか。
もう一回見るとするなら、そこを注目するかな。