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I”sのryotaのネタバレレビュー・内容・結末

I”s(2018年製作のドラマ)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ゴールデンウィークで時間ある時にしか観れないと思って、恋愛漫画の金字塔なるこの作品「I”s(アイズ)」を全話観ることに!無謀かと思いきや、意外とサラサラ見れてて気がつけは最終話。

金字塔だけあって(?)もうね、王道の青春ドラマなわけです。男子主人公のモノローグ(妄想も含めて)で進む展開とか、女の子の気持ちってわからないっていうモヤモヤで全部進めていく潔さね。正直これで1時間もの13話ってものすごいボリュームのキラキラ青春時代のエキスを浴びれて、おじさんも元気になりますぜ。

それしても現在活躍の若手女優たちの5年前ってこんなみんな可愛かったのね〜!オープニングの女性たち、CGかって言うくらい可愛いっす。ヒロインの白石聖ちゃんって私の認識では「恐怖新聞」のホラークイーンや「ガールガンレディ」のプラモ戦闘少女、他にもあるかもだけど最近だと「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」のおとぼけ女子(ちょっと間抜けなお嬢さん)みたいに、ちょっとクセのある若手かななんて思ってたけど、こちらでは完璧な正統派美少女役にびっくり。しかもほんとに可愛いし、顔だけじゃなくて日常の動き全て可愛いんですもの。主人公が大好きになる説得力抜群!ある意味、クセの少ない役だからポテンシャルに頼る部分ってどうしても大きいわけで、ほんとすごいことです。彼女観るだけでおじさんは嬉しくなりましたぞ笑。他もみんなすごくて、柴田杏花(今は杏花)もアクティブで可愛くてたまらんし(私一推しです!)、陽キャも陰キャもできる巨大振り幅を持つカメレオン女優の萩原みのりなんて、エロ満開でめちゃくちゃ可愛くて、してやられました笑。加藤小夏は「君たちはまだ長いトンネルの中」は女子高生だったのにこちらでは4年前なのに高校卒業してる役笑、それでもまあ、なんで可愛いでしょう〜!(出番少なめでちょっと残念、でも彼女にするなら一番でしょ!ってくらい、素直で可愛いキャラ)てなわけで、女の子たちがそれぞれキャラがあってみんな可愛くてそれでみんな瀬戸くん(主人公ね)のこと好きになってしまうハーレム状態なわけで、悶々とする瀬戸くんには一ミリもの同情もなく、いい加減はっきりしろよ!か、みんなと付き合っちゃえよ!とフシダラな応援をしたくなってしまう、麻薬のようなドラマ展開でございました。伊織ちゃん(白石聖ちゃん)が演劇部で女優になる夢を叶えるために、瀬戸くんとの間に距離ができる展開ってのが、もうやり尽くされた感満載のすれ違いドラマでイラつきますが、瀬戸くんの妄想スケベ男子でありつつも伊織ちゃんが大好きなのは十分伝わってくるので、結果よかったよかったってね。

高校時代のお互いの想いが通じるかどうかの駆け引きドラマでこれだけ引っ張るのってすごい。それくらい、好きな男の子女の子の話って永遠の興味なんでしょうね。知り合いのとある有名な舞台演出家が、「なんだかんだ言っても、人間が一番興味あることって、異性と話したい、触れたい、SEXしたいってことなんだよ」って話してたのを思い出します。ただ、ラスト、夢をあきらめて彼を取った伊織ちゃんの決断って、男には嬉しいだろうけど、正直、個人的にはちょっと複雑でした。数年後絶対後悔しそうって思ってしまった私が汚れてしまったってのことなのでしょうか?ま、メルヘンと捉えればこれでOKか。

このドラマ、コンパクトな2時間の映画にする猛者が現れることを祈りたい。ちなみに、このドラマ、U-NEXTでも観れました。
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