感情が色で見える、という題材とキャスト陣に惹かれた。一話完結のストーリーは、毎回一癖あって、その空気感に魅了されてしまう。
全体的に色味を落としたトーンから、感情を目にするシーンだけ、やけに鮮やかになる演出が好きだ。心野さんの視覚に現れる強烈さと異常さを感じることができる。
主線の内容が割とあっさりした内容だなあ、と思っていたら最終回で予想以上に振り切れていて若干引いた。よくよく考えれば毎回何かとドロドロしていたので、それも当たり前か。しかし、一番の元凶が野放しになっているような気がして、あのままにして平和は得られるのか、と甚だ疑問。
個人的に昔からラーメンズさんが好きだったので、後半にかけて「チョコハンだ！」と一人騒いでいたけれど、内容に集中はできなくなった。
仄暗いのに何故か惹きつけられる不思議な色合いのドラマでした。
