カズミさんの映画レビュー・感想・評価

カズミ

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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

時間が絡むSFものが大好きなので、個人的には充分楽しめた。
ただ、視覚的な面白さはあるものの、散々マルチバースの大風呂敷を広げた後のMCUにおいては、設定にそこまでの意外性もなく、ストーリーの軸も基本
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

高校のときとき、舞台に一目惚れして早十数年。長らく待ち望んだ映画化。期待して見たのにも関わらず、それをゆうに超えてきた。

正直、アリアナ・グランデがこんなに演技が上手いとは……十代の頃、ティーン向け
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

今見直すと、前作のキャラビジュアルを大幅に変更していたり、原作の改編やオリジナルもあったりと、好き放題している感は否めないが、映画的に魅せる演出が多く、世界観を壊していないので(ダンブルドア先生とトム>>続きを読む

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

リアルアラゴグとぽんこつロックハートが個人的に苦手で、原作も本作もそれほど回数を重ねて見てこなかったが、今見直すと上映時間が長いぶん、映画化の中では一番原作に近いストーリー構成になっているのではないか>>続きを読む

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

公開当初から気になっていたが、今回配信されていることを知ったので視聴。
オカルトに見せかけて現実的に落とし込む系の作品だろうか、という予想に反して、完全なるダークファンタジーだったので肩透かしを食らっ
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.2

幼い頃、映画館に作品を観に行った時は、まさかその後20年以上もこの魔法世界を追い続けるオタクになるとは夢にも思っていなかった。
こうして改めて観てみると、何度も読んだ原作の流れが染み付いてしまったせい
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ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer(2000年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今回の本編の事件は、孤島だったり双子設定だったりと、アガサや金田一といった往年のミステリーのオマージュを感じ、雰囲気から好みだった。

最後の朝倉との対決も、彼の能力が人の意識を操るにはとどまらず、認
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

好きな役者さんが多く出演されているのと予告の雰囲気からずっと気になっていた作品ではあったが、全体としては久しぶりに映像に全振りした映画を見たな、と言う印象。

アニメや漫画の実写化のような魅力とアクシ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

もう何度見返したことか。初見の衝撃を今でも忘れない。

元々『ハリー・ポッター』と共に育ってきた生粋のポッタリアンなので、同世界軸の新作が公開されると聞いたときは、いい大人がしばらく小躍りした。
期待
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ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)

3.8

原作の混沌とした世界観を再現しながらも、もっとポップでカラフルで受け入れやすく、見易くなっているので、奇妙さよりもワクワク感が増して楽しい。

絵本を捲るように各キャラクターの歌が紡がれ、ストーリーも
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アラジン(1992年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

幼少期、初めて見たディズニー作品。高校でラプンツェルと出会うまで、今作と『美女と野獣』しかプリンセスものに触れたことがなかったので、やけに印象に残っている。

『アラジン』を知ってから今に至るまで、何
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ジャズを題材にしているということで、ずっと気になっていて見てみたのだが、内容は予想外に音楽版スポ根もの。
ストーリーは、いいも悪いも昭和感が強く、キャラ設定や言動をとっても80年代の漫画と言われても納
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白い映画、という定義は多岐に渡ると思うが、今作は題材の重要性と歴史に根ざしている点から予想していた通り、ドキュメンタリーを観た後の深く重たいものを手渡されたような、あの感覚に酷似した“面白い”体験を>>続きを読む

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

腐るほど見るレベルで前作が大好きだったので、カナシミとヨロコビが対等な関係性を築いているシーンで、早くも泣きそうに。彼らの新規絵を拝めるだけでも大満足だったのに、今作のストーリー自体にも色々と感じ入る>>続きを読む

ナイト ミュージアム エジプト王の秘密(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

昔一度見たきりだったが、公開からもう10年も経っているとは、驚きが隠せない。
ひとつひとつのシーンの記憶はあるものの、全体のストーリーを完全に忘れていたので、今回すべてが新鮮だった。

冒頭のシセル少
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ナイト ミュージアム2(2009年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

昔見たときよりは、今見直した方がより楽しめた。
今作は物語性を押し出すより、最大規模の博物館の展示物に生命が吹き込まれたなら……といったエンタメ系の側面が強く、お馴染みの顔ぶれも出てくるものの、雪崩の
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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

中高生だったとき好きで、繰り返し見た記憶がある。プリンセスものにあまり触れずに育ってきたので、当時はよくわかっていなかったが、今見返すと色々なオマージュに気づけて楽しい。
この映画でエイミー・アダムス
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

1作目から短編に至るまで、アナ雪の世界観もキャラも大好きなので、衣装や自然の美しさなど、どこをとっても魅力的に感じ、映像を眺めているだけでも楽しい。

元々エレメントを題材にした魔法の話が大好きなので
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.2

TV版カット放送を見たからか、今以上に見識が浅かったからか、学生時代と大人になってから鑑賞したときの印象が大きく変わった作品。
長年“武器商人が自分が標的になった途端、テロリストを一掃して、果ては「僕
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ジャスティスリーグの中では、どちらかというとコメディ路線を担当しているキャラの印象が強かったので、もっと軽いノリで描かれるのかと思っていれば、総合してすべてのバランスがよく、DCEUの中でも上位で好き>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

一作目と違い、「そう! 見たかったのはこういうこと!!」と前のめり。前回よりもトーンが落ち着いていて、ミステリー色も強く、しっかり伏線も張り巡らされている。
シャーロックもいい感じに横柄で、変人で違和
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20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

第二章は、一章に比べてリアルさが削がれ、一気に漫画チックになっているからか、個人的に平さんの台詞回しがどうにも苦手だからかはわからないが、集中力がたびたび途切れてしまう。
基本的には、トモダチが支配す
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1は完全に初見だったのに、2は後半から記憶があった。何故。きっと金曜ロードショーか何かを、なんとなく気になって流していたのだろう。

今回は新たに赤ちゃんが加わり、サイコキラーも出るので、以前にも増し
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20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年製作の映画)

3.7

高校の一時期、どハマりしていた覚えがある。トモダチの中の人が好きだったからか、第一声で誰かわかってしまい、「トモダチだーれだ」のゲームには参加できず、ただただ彼が何の目的でこんなことを始めたのかの確認>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

近年、アメコミ作品に触れすぎたためか、鑑賞の母数が増えるほどに新鮮味がなくなってきているので、中盤までは本作もそれといった感慨もなく鑑賞していた。しかし、徐々にコメディとしての振り切った魅力を感じ、そ>>続きを読む

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

お気に入りの『ウェンズデー』の前日譚のようなものなので、見なきゃ見なきゃ、とは思いつつ今日まで来たのだが、早く観ればよかった。世界観からノリから、こんなの好きに決まっていた。
台詞や演出にも、「あのシ
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

漫画が大好きなので、話の筋は知った上での視聴。
原作が少女漫画的な柔らかい線で描かれているので、話の内容に反して受ける印象がマイルドだったのが、三次元になるとおどろおどろしくなり、ゾッとする空気を感じ
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ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

2.7

トニー賞でのパフォーマンスを観てから、先にミュージカル版の歌だけ繰り返し聴いていたので、大まかなストーリーは知っていたものの、元の作品を知りたくなって今回視聴。
一昔前のブラコメ寄りティーン向け映画と
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

『ウォンカ』の後日譚として見るつもりだったのだが、予想以上にティム・バートン版チョコレート工場のキャラクターが動きや台詞回しなどでこの作品を踏襲しているのを感じ、嬉しい驚きを味わえた。

工場に入るま
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ディセンダント ライズ・オブ・レッド(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

タイムスリップものは好きだし、相変わらず音楽はかっこいい。描き方は、ディニーチャンネル時代と同じく若干チープなティーン向けストーリーだけど、メッセージの方向性は共感できるし、キャラクター像も魅力的で、>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

今までのディズニー作品のオマージュが多分に盛り込まれ、その点を見つけるのは面白かったのだが、全体的に観るとその域を出ず……初見は、大のディズニーファンが作った自主制作映画のような印象を受けてしまった。>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

2.5

ホームズの妹設定というので、ミステリーものを期待したが、話が単調で些か拍子抜けしてしまった。
フェミニズム精神を伝えたいのか、ロマンスを描きたいのか、ストーリーの軸が逐一ブレて判然とせず、語り口の軽や
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

完全オリジナルストーリーではあるものの、ロアルド・ダールが描いたような皮肉と魔法が詰まった映画。
ここまでちゃんとしたミュージカルだとは思わなかったので最初は驚いたが、児童文学そのもの、といった原作に
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

映像は安定に美しく、音楽も壮大。設定も神話的で惹かれる要素が多いのだが、今回は全体的に余白に欠け、1.5倍速で視聴したような駆け足感が否めず、いまいちハマることができなかった。
個人的にダイジンに入れ
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

4.0

何も考えず、すっとした気持ちになれるので、定期的に観てしまう。
学生時代、遡って元の映画まで追った覚えがあるが、映像的には今作の方がスタイリッシュで見やすい印象。
そもそも師匠がジャッキー・チェンなの
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プリンセス トヨトミ(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

随分昔に見たが、初見のときは、現代劇に見せかけて思いの外ファンタジーで面食らった覚えがある。原作が万丈目さんと知った今では、なるほどなあ、と納得。

歴史ものは好きなので、世界観や謎解きの要素には惹か
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