カズミさんの映画レビュー・感想・評価

カズミ

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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

いいも悪いも、漫画の実写化だなあ、という印象。舞台を令和に移しているものの、溢れ出る昭和感。
その昔、両親に「絵が綺麗だから」と勧められて少しだけ原作を読んでいたことがあるが、冴羽×槇村兄コンビのイメ
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.2

ディズニー原作の『リトル・マーメイド』に思い入れがなく、(むしろアリエルは、確か苦手だったような……)映像的な違和感はそれほどなかったが、むしろ映画全体のテンポが間延びしている気がして、そちらの方が気>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.3

創作に携わる人間の裏側やどのような出来事を通して作品を撮るに至ったか、などの逸話を知るのが好きなので、コンセプトそのものは刺さった。
蓋を開けてみると、映画制作に至るまでの道のりは確かに細かく描かれて
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

2.3

原作とアニメにも目を通したことがあるが、個人的に作風が肌に合わず、異能がどうこうという話が深く描かれる前に切り上げてしまっていた。実写化にあたって監督が塚原さんだったこともあり、気になって鑑賞したが、>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

『ガリレオ』の映画版は、いつも救いようのない気分にさせられる印象があったが、今回は被害者が罪を犯していたという種明かしがあったぶん、まだ尾を引かずに済んだ。
『沈黙のパレード』という題材と予告の感じか
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.3

『トップガン』好きの親がいそいそと視聴していたのを横目に見ていれば、気づけばのめり込んでいた。
戦闘機内やパイロット目線のシーンが多いので、体験型映画といった雰囲気が強く、そのリアルさが緊張感と爽快感
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めて見たのは確か高校生だったと思うが、その頃から成長したのか、見返してみるとすっかり忘れていたり見逃していた感動がいくつもあった──こんなに人の死に寄り添った物語だったとは。

話の軸も映像の撮り方
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.3

『キングスマン』の大ファンな友人に勧められて観たものの、一作目はポップなグロさと粗野な言葉が肌に合わず、むしろ苦手な方だった。しかし、予告編がどーしても気になり、今回ようやく『ファースト・エージェント>>続きを読む

モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ピクサーの中でも世界観やノリが好きで定期的に見てしまう作品。リアルに寄ったファンタジーが好きなので、学生生活やお仕事描写が刺さるのかも。

とにかく冒頭のちびマイクが可愛い。ランドールの目つきの悪さが
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バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり/悪夢の逃避行(2018年製作の映画)

3.4

原題の『悪しきサマリア人』が秀逸なタイトルだなあ、と思う。
主線のストーリーは王道のスリラー映画だが、追い詰められる青年視点で始まりながら、中盤からは加害者視点も同程度描いているところが面白い。演出上
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

MCUは『シーハルク』以外は全視聴済み。今回はほぼ全てに目を通しているがゆえに、逆に細かいことが気になる現象が起き、途中からもはや何も考えないで見る方が楽しめるんじゃないかと思考を切り替えた。
しかし
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

元来神話好きな人間なので、初めて見たときは、『アイアンマン』や『キャプテン・アメリカ』などの戦争色の強い世界観とはまた違う漂う魔法感に、大好きな『ドクター・ストレンジ』みを感じてテンションが上がったも>>続きを読む

アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

オリジナルは未履修で、予告と冒頭にしか触れていないが、リメイクされた今作の方が幾分コミカルになっている印象。孤独死をテーマに据えているものの、それほど重苦しさはなく、ヒューマンドラマとして見れるのは、>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

話題になっているときから気になっていたので、金曜ロードショーで視聴。個人的には少し消化不良で、もやもやが残ってしまった。

あらすじを読んで、現代ファンタジーっぽいものを想像していれば、鏡の向こうの空
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

連ドラのときから入間さんのキャラクターと坂間さんのコンビが好きで、映画化も楽しみにしていた。
空気感はそのままに、映像の撮り方も合間ってか、しっかりと“映画”にグレードアップしており、「これを待ってい
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

機械的な造形や戦闘シーンがほとんどなのに、終始人間的温かみが感じられる不思議。AI親和派のニューアジアがチベットの辺りと日本を主要に描かれているのが意外性があって面白い。電子掲示板に映る謎の日本語チョ>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『キャシアン・アンドー』を観る前に復習したい、と家族が流していたので、細かい設定忘れてしまったなあ、と思いながら横目で気づけば再視聴。
エピソードIV直前の時系列で、レイアがオビワンに託したあのデスス
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

MCUを食わず嫌いしていた私を見事に沼に引きづりこんだきっかけとなる作品。
スター集結の大衆アクション映画、といったイメージだった『アイアンマン』や『アベンジャーズ』と毛色が違い、ヒーローものと戦争映
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ギフト(2000年製作の映画)

2.0

小、中学生の頃に興味はあったが、当時は予告にビビり倒して見られず、もう今なら平気だろうと気が向いたので視聴。
『シックスセンス』のような空気感は好みだったが、あまりに映画やドラマを観てきたせいか、スト
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

精神世界やミステリーなど、個人的に好きな要素は多いが、いまいち刺さらなかった。
現実と夢の変わり目が想定していたよりも後半だったことでストーリーに納得がいかなかったり、どんでん返しの仕組みが読めてしま
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

前作がやたらとコメディな割には、最後兄弟全員ヒーローになるという意外展開で面白かったので、続編も期待していた。
今回はフレディの恋物語要素が強く、ティーン向け映画のようなテイストで、また違う感覚で楽し
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

登場人物だいたいグレー。いや、黒?
俳優さんの妙で最後まで見ることはできたが、最後の復讐劇? 仕返し劇? が始まるまでは全体的に冗長に感じてしまう。
『ヴェニスの商人』を引き合いに出しているからオマー
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

ドラマが大好きで、映画化も楽しみにしていたのだが、どうも最後まで話に入り込むことができなかった。

ワンシーンワンシーンがドラマ版の再構築に思え、終始既視感を覚える。
元々MERはツッコミどころはあり
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.7

今まで何度観たかわからない。少し気分が落ちているとき、いつでも心を軽やかにしてくれる作品。

現代のお仕事ドラマなのに、スタイリッシュなだけでなく、クラシカルさを感じるのは、ベンの佇まいによるところが
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キャンディ・ケイン・レーン(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『ホームアローン』など、90年代の懐かしい映画を彷彿とさせる色合い。他にも『ナイトミュージアム』や『トイストーリー』『マペット』など、個人的に好きな映画のいいとこ取りをしたようなファンタジックなストー>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

不可思議な独特の空気感が好きでドラマ版から楽しく見ていたが、個人的には映画版が一番好きだった。

いつものように超自然的な部分は謎として、もっと視聴者に委ねる形を取るのかと思っていれば、予想外に伏線は
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ありありとわかりやすい多様性をテーマにした映画が増えてきた昨今にあって、押し付けがましくなく、無理なく社会を反映させながら各々を肯定する描き方をしているところに感動した。

メインテーマが死、中でもシ
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

2.7

ミュージカル、と名が付くものはとりあえず手が伸びてしまう。TEAM NACSさんのファンなので、大泉洋さんが吹き替えている、という興味も大きかった。「歌だけ?!」と当人が困惑している映像を見たが、本当>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『マーベルズ』も公開するが、その前に『シークレット・インベージョン』が観たい。しかし、“クリー人”だの“スクラル”だの、完全に用語を忘れてしまって初っ端からちんぷんかんぷん。ということで、久しぶりに再>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ケネス・ブラナーのポアロシリーズの絵の撮り方が好きで、オカルト系も昔から好きなので、予告が出たときからずっと楽しみにしていた。結果、予想通りの面白さ。

基本的にこのシリーズは、事件が起こり、その後は
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

昔からエレメントのテーマが好きで、ピクサーでは『ソウルフルワールド』ができるまで『インサイド・ヘッド』が不動の一位だった。
だから今回も公開前から楽しみにしていたのだが、終始突っ込みの嵐で個人的に刺さ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作に引き続き、自然の描写が圧倒的。無意識に異星のネイチャーチャンネルでも見ている感覚に陥っていたようで、中盤辺りで「これCGだ?!」と思い出して感嘆した。
森深い地上を丹念に描いていた前作と打って変
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マペットのホーンテッドマンション(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

実写映画も見たけれど、個人的にはこのぐらい子供向けの造りに見えて大人に向けたジョークを飛ばしている方が好き。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』にも言えることだけれど、完全に気を抜いて油断して観てい>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.5

ハロウィーンの雰囲気だけでも味わいたくて、いい機会だ、と前から気になっていた本作を視聴。
幼い頃好きだった一作目の『ホーンテッドマンション』はコメディ感が強く、何よりエディ・マーフィー主演の時点で、謎
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白雪姫(1937年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

これが70年以上前に創られた作品だろうか、と、その色彩感覚や表現技法に唖然とする。技術が発達し、生まれてから数十年、多くの映画の進歩を見てきたからこそ、無から有を生み出したと言っていい、このカラー長編>>続きを読む

HiGH&LOW THE WORST X(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ハイローシリーズは初代のドラマから全て追っていて、圧倒的ムゲン推し。
ザワになってからはあまりハマれなくなり、特に村山さんが引退してからは鬼邪高推しの友人が「観ろ!!!!」と騒ぐので目を通している感が
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