このレビューはネタバレを含みます
大学生モノのタイBLを何作か見たあとになんとなく見たら、川べりで酔っ払ってキスするシーンで、おや?これまで見てきたドラマと様子が違う!と驚き、R18+と知って納得。
本家と分家の争いや、キンの過去、ポルシェの両親の死の真相など、色々展開するストーリーも面白く見られた。
重めなストーリーの中に、コミカルな部分があって、それも絶妙。
それもあって一人一人のキャラクターが際立ってきて、どんどん愛すべき存在になっていく感じが良かった。
特に長男、イカれた兄だけど、ボディガード含めた家族に対する愛が深くて最高。
三男のカッコ良さもたまらん。アクションシーンもカッコよかった。
べガスとピートのラスト近くの怒涛の展開には、こちらの感情が揺さぶられるというか、どう思っていいのかわからなくなり、本当に2人の演技が素晴らしかった。
あとなんと言っても映像美。映画みたいな映像で、構図もどのシーンを切り取っても絵になるし、ものすごいこだわりを感じました。
ラグジュアリーな本家、バー、ep6の大自然、べガスの拷問部屋(?)、柔らかな印象のポルシェ家、お寺の夜景、橋の夜景、様々なロケーションの色味が絶妙で素晴らしい。
そして音楽も絶妙。Why don't you sayが流れてくるシーンは本当に胸が苦しくなるような切なさを感じました。
なかなかここまで揃ったドラマは無いと思う。BLにとらわれず見てほしい。