岡田将生と中井貴一、二人のトラベルナースが、古い体質の病院に新風を巻き起こす、中園ミホ脚本、ドクターＸの看護師版。
岡田将生はアメリカ帰り、中井貴一は大病院の看護部長経験者で謎は多いが、二人とも極めて優秀なナース、そして性格的には変わり者で、医者や病院に忖度しない、我が道を行くナースであることは共通している。
行える医療行為の幅が広いというアメリカの上級看護職ナースプラクティショナー（NP）であった岡田将生は医師レベルの実力を持つ看護師という設定だが、ならば別に医師が主役でもよかったんじゃないかと思えてしまう。
中井貴一の看護師ポリシー「人を見て人を治す」も、看護師に固有の概念であるとまでは言えない。
そのあたりは、ドクターXに縛られている中園ミホの限界と言えるかもしれない。
