針鼠

警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ SECOND SEASONの針鼠のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

2019/07/07 アマゾン・プライム。全7話。☆☆☆☆☆ E5DV男の回。ばっかじゃないの、脚本家。DV被害妻、誰かが夫を殺してくれたら、まず最初はこれでDVから解放されたって喜ぶに決まってるじゃん。そりゃ喜びながらも、人が殺されたことに喜んでいる自分に対し、良心の咎めを感じたりもすると思う。人ひとり殺されたことを喜んでしまっている自分を責めたりもするかも。あるいは自分の手で殺さずに済んだことにほっとするかも。そして自分ではない人を殺人者にしてしまったことで、そのことでほっとしてしまう自分を責めるかも。でも夫が死んだことに苦しんだりはしない。夫が殺されたことそのものに苦しんだりはしない。DV受けるのは自分が至らないせいだという呪縛が解けて、夫からの解放を望むようになった時点で、夫の死に嘆き苦しむ妻なんてあり得ない。呪縛が解けたら、夫はもう自分に理不尽な暴力を振るう他人でしかないの。もともと夫婦なんて、自分の親でも兄弟でも子供でもない、所詮ただの他人なんだからね。それよか、夫が殺されるまで、妻が受けているDVという暴力犯罪を放置しておいたくせに、正義面して説教垂れてる警察関係者って、一体自分を何様だと思ってんだって思うわ。「暴力を受けさせたままで、心だけ癒す」より「今受けている暴力を直ちに止めさせる」の方が大事に決まってる。警察だったら加害者を殺さずに、DVを止められたはずなのに、それが出来なかった。人に説教かます前に自分が猛省しろ。恥じ入れ。
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