マッドサイエンティストによって神話の怪物のような力を持ってしまった若者たちの葛藤と冒険を描いた物語。主演のイニャキ・ゴドイは実写版『ワンピース』のモンキー・D・ルフィにも決まった有望株で、今作ではチュパカブラに変身してしまうヴィジュアルノベル作家志望の少年を演じている。
各話タイトルが映画や有名な楽曲のパロディになっていたり(『フランケンシュタイン 恐怖の生体実験』『怪獣総進撃』『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』『ゾンビ(原題: Dawn of the Dead)』など)、怪物たちの演出やラストもヒーローに憧れるオタクへ向けたものがあって面白い。神話と科学をうまく絡めていると思う。
最後は続編へと続くクリフハンガーだったが、イニャキ・ゴドイが多忙になることから難しいだろう。それでも次回作を期待したい作品。
追記だが、イニャキ・ゴドイの地声は意外と高く、「あっ、田中真弓とかルフィの系統に近いな」と思ってしまった。
