「ダーマーだけを人々の記憶に残させない」
家族、隣人、被害者、遺族、それぞれを追い、特にep6から被害者にこそ語られるべき人生があったと真摯に描いている。
シリアルキラーを神格化せず、この事件の多面性、今なお続くアメリカの社会構造の問題点を浮き上がらせることに、制作陣が注力したことに拍手。
今ちょうど見ている『初恋の悪魔』の、「生まれつき猟奇的な人間はいない。もしいたとして、その理由を考えることを放棄してはならない。特別な存在ではなく、殺人犯は僕たちの隣人だ、愚かな隣人なのだから」という言葉とリンクする。
