どっち

ミッドナイト・クラブのどっちのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドナイト・クラブ(2022年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

難病で回復が見込めず、死に向かう子供たちが過ごす最期の話。
死んでいく友人や、直面する自分の死を受け止める子どもたち、そして希望を忘れず最後まで諦めない主人公の姿にとても感動した。
未来に希望を馳せる子どもたちの中で、自分だけが死にゆく状況で絶望しながらも、自分の存在を定義しようともがき、そして友人や家族に対して誠実にあろうとする姿が強くて優しくて、まぶしかった。死生観を養われた作品だった。

終盤、主人公が病気の回復をあきらめないがゆえにカルト信仰に足を踏み入れてしまい、みんなを危険に晒してしまったことに対して、誰も咎めない姿、また、誤診で病気が回復してホスピスをさっていく子を、送り出す微妙な表情が、「本当は誰1人として死にたくない」と思ってるんだろうなあと思うと、さらに胸打たれました。
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