このレビューはネタバレを含みます
大人向け仮面ライダーとしては、賛否両論あって当然。むしろ、そういうテーマで話題に上がることを願ってます。
私はめちゃくちゃ好きな作品😭
白石和彌監督の作品は、未鑑賞。
仮面ライダーBLACKは途中途中鑑賞済みだけど、全体の設定はあまり知らない。
そんな状態で鑑賞。
仮面ライダー生誕50周年作品として、「仮面ライダーBLACK」をリブートされて作られた本作。
かなり期待値高めだったけど、大人な雰囲気が漂う予告編から少しだけ怖いもの見たさもあった。
個人的な感想としては、現代風刺をめちゃくちゃ意識しながら、仮面ライダーという戦う者の過酷さ、辛さと次世代に受け継ぐ意思を描きたかったんじゃないかな?と思った。
ラストの描き方は多分評価割れそうだけど、個人的には「南光太郎」は「葵」という存在に救われたんじゃないかな?って思った。
「仮面ライダーBLACK SUN」と「仮面ライダーSHADOW MOON」という対比は時代の中で次期創世王を継ぐという使命を帯びていると勝手に思っていながら、実は社会の強者たちに踊らされた哀れな者達の影なる戦いだったなと思った。
差別、迫害、暴力がテーマの中で読み取れた。そして、悲しいけど「世界は変わらない。」っていうテーマも見えた気がした。だからこそ、ラストの「それでも、悪者がいたら戦い続ける」っていう言葉で締めたのかな?とも思った。
アクションはもう申し分ない。めちゃくちゃ大満足。西島秀俊と中村倫也のダブル主演キャストってだけでめちゃくちゃテンション上がったけど、そのテンションを上回る熱演で演じてくれて、もう最高すぎたし、二人の「変っっ身っっ!!」と「変身。」が聞けただけで、ヤバすぎた。
あと、蝗怪人からそれぞれの仮面ライダーに変身するくだりが長かったけど、長かったからこそ、変身ポーズを見た時の迫力がまた良かった🥰
めちゃくちゃ長くなったけど、とりあえず、こんな大人仮面ライダーを作ってくれて、ありがとうございました。と伝わって欲しいです。🙇♂️