白石和彌が現代版？ブラックサンを誕生させた！
ライダー史上屈指の実力と倉田てつを演じる南光太郎の勧善懲悪ぶり、初のダークライダーシャドームーンの登場
仮面ライダー作品の中でも1、2を争う人気作をあの白石和彌がドラマ化！
南光太郎に西島秀俊！
今の日本映画界を代表するスターを抜擢
オリジナルから年齢をガッツリ重ねた人間と怪人の狭間で揺れ動くイケオジな南光太郎という新たな面を見られる
「ハミングバード」のステイサムっぽい
シャドームーンには中村倫也
怪人派の過激派となるダークライダー
でも共存派の南よりもこっちの方が頑張れと応援してしまうくらい人間側がクズに描かれててクソ人間をぶち殺すシャドームーンには溜飲が下がる
かなり政治的に作られた作品で俺的には60年代の黒人差別な空気を感じ取れたんだけど実際は在日コリアンの現実問題を取り入れた作風らしくドラマの中だけではない現実でも起きているニチアサのライダー作品とは完全別ベクトルリアル路線を描いた作品
さらにはバッタ怪人からブラックサンに進化するまでの過程もストーリーにガッツリ絡んでて石ノ森章太郎本来のダークで哀しみを背負ったヒロイズムを感じられる
原作イズムにも通じたダークテイストは「デビルマン」系が好きならハマると思う
最終話におけるオリジナルリスペクトのオープニングはカッコいいのは間違い無いんだけどそれまでがダークすぎてちょっと浮いてる
完全に現代ヒーローに進化した別リブートのブラックを見てみたいなとは思った
ニチアサ系のライダー好きが見たらあまりにもダークでリアル路線に付いていけるか微妙(テイストも真仮面ライダーっぽいし)
白石和彌ファンが見るならばこれまでのライダー作品とは一味も二味も違うところに痺れる人は痺れると思う
