ゆり

孤城閉 ~仁宗、その愛と大義~のゆりのレビュー・感想・評価

4.0
明蘭の空気感や雰囲気が似ていて、登場人物一人ひとりの人間描写が丁寧…派手さはなく淡々と静かに物語は進み抑制が効いているのに緊張感漂う演出の巧さ。

美術品を眺めているような映像美、衣装や小道具への拘り…明蘭でも使われていた京劇風な打楽器の音で心理状態や間を描くのが特徴的。

新と旧、情と義、革新と保守、聖と俗、規律と情けなどの対比…様々な立場の多種多様な人々の物語で上質な作品でした。
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