やさしい生活

すきすきワンワン!のやさしい生活のネタバレレビュー・内容・結末

すきすきワンワン!(2023年製作のドラマ)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

1~最終話まで観ました。
総合して、最後までよかったです。
初めはドタバタコメディ的な要素やソフトBL ぽいのがあり、それはそれで面白かったのですが、岸優太さんの人柄を見て脚本が変わったのか…後半にいくにつれてそういうのはなくなりました。

画面に映ってるのはメインは人なんですが、
演技がしっかりしているので犬と飼い主のヒューマンドラマとして観れました。

しかしなんといってもかわいいサモエドのワンちゃんに癒されました。ZOO動物プロのレモンちゃんです。


岸くんがダメでクズな主人公というのがドはまりしてて笑えるし、ほっこりする内容です。

○ドラマ中岸くんのセリフがしっかり聞き取れるレベルで演技しながら話している。
○不動産屋の柿田さんとの長セリフが自然である。観ていて違和感やむず痒さがない。
○天を愛犬テンとして、いとおしく見ている表情がいい。
○第二話の元カノにお金を返さないシーンが本当にクズで面白かった。
○第五話では、炬太郎が天に対しての深い愛に気づくシーンで感動した。
○第八話の元飼い猫の生まれ代わりエリーに対して励ますシーン。エリーを炬太郎がバックハグして耳元で囁きながら励ます。岸くんファンとしては胸キュンするところだが、炬太郎の励ます声が優しくて優しくて、自分が励まされたような気持ちになって号泣した。

その他、主人公の演技には違和感なくドラマに集中して観れる。
少しずつ成長していく主人公が良い。
仕事やらなんやらで疲れてぼーっと観てると自分と重なって思わず泣いてしまいます。
じっくり観るとコタくん役の細かな演技、テン役の犬らしさドラマなど目を見張るものがあります。
5話あたりで登場人物三人くらいががなり声?出していてちょっとうるさいな…と思ってしまいました。でも柿田さんメイン回だから、そういうテイストにしたのかな。こういうときテン役の柔らかい話し方だと大声出しても耳障りではないのですが。(もちろん柿田さん一人だけなら問題ないです)
第8話は過去一と言ってもいいくらい神回でした。元犬だけでなく元猫も登場しているんです。しかもその世界観が全然違和感ないんです。
それから元猫にエールを送る主人公の表情や声の優しいこと優しいこと…。タイトルや設定でなんとなく拒否してる人は騙されたと思って見てほしいですね。
精神的に弱ってたり、日々色々なことで疲れてて人のあたたかさに触れてないなって人は間違いなく泣けます。

アマプラ契約している方はプライムビデオならCM なしで自動再生してくれるので見やすいです。Tver はCM ありますが最新話無料なので嬉しいですね。


雑誌のインタビューで“生感を監督も自分も大事にした”と言っていました。最終話まで観て、また始めから見返してみて、その意味がわかった気がします。