ずっと見たかったドラマ。
ドラマティックにはしない。
そんな決心が見えるような構成だった。
現実はそんなにドラマティックではないし、いちいち感情の波を大きくせず感情を殺さないとクソ社会では生きていけない。
そんなリアルな客観性が野木さんのキャラクターにはあるのかなあと思う。
でも正しさを奪われ続けて傷付いている。
決して単純ではない問題をいろんな立場から映し出した素晴らしいドラマで、上げだすとキリがないほど名シーン名セリフが多いなか、こうして感想を書きながら気づいたことがある。
ドラマもずっと"日本側"の見方で自分ももれなく今の今まで日本側でしか考えてこなかったが、米兵が「日本で起訴されると不利な判決をされる」ようなことを言ってて見た時は「こっちのセリフじゃい」と思ったが、実際アメリカ側の認識ってこうなってるから引き渡しの線引が厳しいのか…？と。
もしそうだったらやはり必要なのはよくよく話し合いすることなのかもしれない。
