爆走したくて開封。
テンポよく、一気見。
外堀から隙間なく埋めていく様が見事。
だが、そこまでするほどの苦しみを味わったのだということに胸が痛くなった。
少し前に問題になった有名人の過去のいじめ。
正直、今更過去の話…？と思わないこともなかった。
頑張って登りつめた人を引きずりおろすという構図にあまりいい印象はなかったのが事実。
けど、被害者にしてみれば、当時の苦しみは終わっておらず、ずっと苦しめられてきたのかと思うと、それを一概に責めることはできないなと思った。
ドンウンはこの盛大な復讐を成功させたとき、どんな気持ちになるんだろう。
「自分を苦しめた人を苦しめる」という行為で、自分の心は癒やされるのか。
生きることが少しは楽になるのだろうか。
そして、今後
苦しみ続けるのか、復讐し続けるのか
それとも、新しい生きる意味をみつけられるのか…
いずれにしても、笑顔あふれるドンウンは想像できない…
どんな結末になるのか、続きが気になる。
人生において、避けられない苦しみはたくさんある。
大切な人の死や病気、天災、貧困…
だけど、いじめっていじめる側がしなければいいだけのこと。
「人を傷つけてはいけない」というのは、こういうことなんだなと思う。
これほどのいじめではないけれど、小さなものなら私はどちらサイドも経験がある。
いじめているときは、ただの遊び、イライラのはけ口だった。
今となっては本当に申し訳ない。
想像力の欠如だ。
ちょっとした遊び心でする行為がこんなにも人を傷つけるのだということを改めて実感させられた。
