解散寸前のポンコツオーケストラが変人マエストロと元天才ヴァイオリニストの加入によって団結し存続へ導く。
ありきたりでベタなストーリー展開ではあるけど、個性的でキャラのたったメンバーと楽しい雰囲気に応援したくなるようなわくわく感があった。恋愛要素も邪魔にならない程度にあって、最後の握手からそのまま手を繋ぎ去っていく様子は、それまでのふたりの関係や経緯も相まってなんだかすごく清々しい気持ちにさせられた。
最初は市民に知られもしていなかったオケ、それが市民の力によって存続する。
オーケストラの演出にもすごくこだわりを感じ、最後の公演での演奏は音楽はもちろんのことみんなの表情なども含めてグッときたし見応えがあった。
