ヤンニョム風チキン

なにもしたくない~立ち止まって、恋をして~のヤンニョム風チキンのレビュー・感想・評価

3.5
⚠️胸キュン警報発令中(凪)⚠️
イムシワンのラブロマンスと思い胸キュンの大波を期待している胸キュンサーファーの皆さん、荷物をまとめて帰りましょう。浜辺で待っていても稲村ジェーンも大波も来ません。凪です!キスシーンもありませんし好きだとも言いません。手を繋いで終わりです。

『原題:何もしたくない』
良く言えば、スローでスウィートなヒーリングストーリー。
人生のストライキを宣言し、会社を辞めバックパック一つで海辺の小さな村に移住したヒロイン。そこでシャイな図書館司書デボム(イムシワン)と出会う。デボムもまた数学の天才でありながら事情があり大学を辞めて村に戻ってきており、家族の死についても深刻なトラウマを抱えていた。

これはヒロインがデボムや村の住民との交流を通じ、最後に幸せとは何か、シンプルな答えを導き出すヒーリングストーリーです。

長髪ウェービーが似合う儚げで美しいイムシワンは、物腰柔らかくシャイで知的なとても魅力的な青年でした。ヒロインも控え目な性格なので、シャイな二人が徐々に距離を縮めていく様子がとっても良くて、ゆっくりゆっくりなんだけどいつか結ばれるのだろう💗と毎話楽しみにしていました。ヒロインにきつく当たる村民が多く、村民との交流で心温まる話でもなかったので、ヒロインとデボムの心の交流だけが癒しでもありました…それがまさか、最後に手を繋いでお互いに好きであることを確認した空気感でチュウもせず終わってしまうなんて😭

ヒーリングストーリーとしては悪くないと思いますしハマる人もいると思いますが、ラブロマンスとしてはとても物足りなかったというのが正直な感想です。観終わった直後の私はまさに「何もしたくない😭」状態でした。