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愛だと言ってのアップルのレビュー・感想・評価

愛だと言って(2023年製作のドラマ)
4.2
このドラマを見ようと思ったのはヨングァンが出演するからで、今回初めて知ったイ・ソンギョンさんご本人の元気な感じは苦手だったのですが、ドラマを見たらむしろソンギョンさんの演技にとても引き込まれました。最初からずっと、ウジュという人として見えました。最初は無表情でぶっきらぼうなウジュの表情があるとき動き、恋をして愛を知ってどんどんかわいくなり、本当はとても思いやりのある人なんだということがすごく伝わってきました。そしてドラマを見ていくうちに、ソンギョンさんご本人にもだんだん親しみがわいてきました。

このドラマの監督は、ヨングァン出演の「初対面だけど愛してます」の監督さん。制作発表で「大きな事件や難しいことは特に起こらない作品」と監督さんが言っていて、それはきっと私が好きな感じの作品だなと思いました。たしかに、ウジュもドンジンも他の登場人物たちも、気の毒な事情があるけれど、過剰な演出はせずとにかく静かに描き、少しずつ光が見えて最後は静かで暖かい幸せに包まれる…という作品でした。素晴らしい作風でした。
画面の色調がいつも抑え目の暗いピンクのような感じだったのが印象的で、ソンギョンさんの目の色と表情の演技にとても合っていました。

ラブストーリーとしては、ウジュ&ドンジンはもちろん良かったですが、ヘソン姉さんとジュンにとにかくうまくいってほしくて、見守ってきました💖
前半ではお気楽に見えたヘソン姉さんが実際は心に傷を抱えてかなり頑張って日々を過ごしていることが途中でわかり、応援していました。
ヘソン役のキム・イェウォンさんは調べたら「明日キミと」で見たことがありましたが同じ役者さんだとは気づかず、今回あらためて知ってすごく知的で品のある雰囲気の方だなと思いました。ジュン役のソンジュンさんとナイスキャスティングでした✨

そして、私が見るあらゆるドラマでヒロインの母を演じているキム・ヒジョンさんは、今回のウジュの母が一番良かったです。
子供たちに対して厳しいけれど理解のある筋の通った人で、子供たちの幸せを心から願っている温かい素敵なお母さん。
特にいいなと思ったのは、「私は働いているといってもアルバイトだよ」と言うウジュに「アルバイトでも社会人であることに変わりはないでしょ」と言ったこと。いいお母さんだな、と思いました。

見てよかったドラマです🍀
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