衝撃的なことは起こらないし、凄くドラマチックな訳でもない。
でも、無表情で無愛想、言葉も多く交わさない主人公の2人が、不器用ながらも少しずつ気持ちが寄り添いあっていく姿は目が離せないほど面白かった。
きっと、そんな2人だからこそ絞り出すような言葉や行動がより胸に刺さったんだと思う。
特に後半は、幸せなシーンなのになぜか涙がポロポロ出てきてしまった。
兄弟達や親友、物語の脇を固めるキャラクター達もみんな愛すべき存在で、ベタベタしないけど絆は深く、家族のような友達のような距離感も見ててめっちゃ良かった。
このドラマは人に魅力を説明しようとしてもなかなか伝わらないと思う。
空気感や感性は見て感じてもらうしかない。
1人でも多くの人におすすめしたい作品だった。