めちゃめちゃおもしろい上にぬくもりあるヒューマニズムにほんとに胸が熱くなったドラマだった。
ほっとけない人をほっとかない、善がこの世に存在できるとまだまだ信じたくなるドラマ。
主要人物たちは親世代と子世代、韓国の軍事独裁時の公務員と現代のティーンというまったく社会とのつながり方が異なる世代をモチーフに、その上で超能力があるせいで生活を制限したりされたりする共通点から愛情を見せていく脚本もすごく良かった。
魅力的で仕方ないキャラクターたちを愛さずにはいられなかったし、怪物と呼ばれようと変人扱いされようと誰かに愛され、誰かを愛している姿には素直に感化される。
日本では絆ブームや俺が守る的な言葉先行なものが多いが、根本はあなたが好きだから絶対にほっとかない、だから駆けつけるってとこなんではないだろうか。
ヴィランたちも背景があり、北朝鮮の厳しさの中でも尊厳と友情、愛を貫こうとしていて悲哀の中の反骨精神も最後に見えドラマがあった。
アクションや演出、CGや特殊効果に至るまでキャラクターの背景を無視せず作り込んだストーリーあるアクションもほんと最高で、映像の凄さも一級品だった。