時はバブル景気の余韻残る1991年。
本作は、1991年10月5日から1998年3月28日までテレビ東京系列で放送された深夜の大人向け教養番組『ギルガメッシュないと』から着想を得た、番組制作陣視点のフィクションドラマ。
大東駿介に藤原季節のダブルダッグでめちゃええやん♡エロでモテ男加藤演じる藤原季節の派手め服装も、オールバックでガッチガチに固めたガングロの大東駿介も役柄ハマっててカッコ良き。
貧弱テレ東番外地に切り込み争うプロデューサー栗田と演出加藤のぶつかり合い、みなぎる熱量。ギリギリのエロを本気で追求する制作陣の裏舞台を知れて良かったです✨
この時代だからこそ成せた、編集無し擬似生収録という賭け！ポロリもOKで今ではコンプラ的にNGだけど、こういう時代の熱量、予測不可能な化学反応を見れるゾワっと鳥肌立つような瞬間、面白さはやっぱり"生もの"って感じがして敵わないよね。
キャスティングもまずまず良かった。
サワリー尾中演じる永野宗典はイジリー岡田にまんまで動きも似てたし、
特に西岡亜紀演じる真島なおみが、モデルとなった飯島愛を彷彿とさせる話し方や仕草で、かなり寄せてて意外にもびっくりした。
しかし、脚本演出共にもう少しぶっ飛んで欲しかったし、それが出来そうな可能性があるだけに残念。
「I.W.G.P.」みたいなぶっち切り感に、「べしゃり暮らし」みたいな熱量やスピード感と少しの哀愁があればもっと名作になれたような気がしました。(素人が偉そうにすみません)
奇才の加藤はもう少しおちゃらけたエロシーンや、降板させられた後にムシャクシャして荒れるシーンとかあっても良かったかも。EDで実際の番組流したり粋な演出あっても良かったかな〜なんて。
