脳梗塞の父と鬱病の母を支えるヤングケアラーの高校生。そこに、自身の青春が絡んできて、家族を支える葛藤や学校生活でのやりきれなさが等身大に描かれてたのが良かった。
頑張らないと…と思い詰めるのは自分の高校時代と重なって共感した。積み上げてきたものを壊さないようにという思い。
だからこそ、主人公の苦悩と抱える重さを深く描いて欲しかった。ヤングケアラーの苦悩や両親の苦しみ、部活に入った経緯などエピソードが端的だったのは残念。
でも、ラストは前向きに進む言葉が刺さったな。粗はあるけど、響くシーンもありました。