無駄な偽善がなく、主人公たちの動機がわかりやすいのに、相反して作戦が周到で駆け引きのおもしろさがあった。
相手の行動や欲を見抜き先手を打つ。
叩き上げのしぶとさをジワっとだすイソンギュンがうまい。うまいのなんの。
あと悪どい大物の名手パクホサンの安定感がたまらん。憎たらしくてしょうがない。
ムンチェオンもブレず逃げず、復讐を貫く法律家っぽい知的で容赦ない雰囲気がぴったりだった。
敵対する検事ファンジソクはなんだか気の毒だった。
あーいう、組織や所属でポジション取りに目が眩むといいようにされてしまうものなのかなぁ。。。
ペイバック、払い戻し・見返り。
投資用語では「回収期間」を意味するそうです。
原題の「법쩐」の直訳は法銭。
ミョン会長とギソクも「法」と「銭」、ウン・ヨン陣営も「法と銭」が結びついていましたが、どちらも操る人間の倫理で風景が変わるもの。
気の利いたタイトルですね。
