いて座

ラストマン-全盲の捜査官-のいて座のネタバレレビュー・内容・結末

ラストマン-全盲の捜査官-(2023年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

どこかしらで福山ネタあって身内感半端ないけどあんまり違和感ないのもまた。大泉洋も声真似上手い。

皆実さんハイスペックすぎてえ?って思うところ多すぎた。コナンレベルのFBIっぷり。
とはいえ人に好かれる理由も分かるし、目が見えないからといって劣等感を持つというより自分なりにできることをやって時には周りの人達にも助けてもらってっていう生き方をしていて本当に強い。

護道さんは皆実さんとは対照的にいろいろ抱え込んでしまうタイプなのかなと思って、最終話で皆実さんと兄弟と知った時は逆に似てるとこどこだってなった。皆実さんがボケなら護道さんはツッコミだなっていう漫才見てるかのようなやり取り多くて、話の内容としてもだけど目の不自由な皆実さんをサポートするっていう意味でもこのバディ良かった。

泉くんの分かりやすいほどの吾妻さんへの好意は見てて可愛いなと思ったし、ここで恋人同士になるわけでもなく同期としての関係性を大事にしてる感じが良かった。
叔父と甥として護道さんと互いの恋愛について話してたのほっこりした。

年の差恋愛の回で、事情聴取で犯人の整形前の姿で話してるの良かったな。
その後メインキャラたちがカップリング同士で話してたのもなかなかにエモい。
皆実さんやデビーが護道さんに対して「そういうところがずるい」「人たらし」って言ってて本当にそれな。

シミズタクミのバスジャック回、京本担なので楽しみにしてたけどメッセージ性のある回で一番面白かった。間違えて誹謗中傷されて人生めちゃくちゃにされて、涙目になりながら境遇を語ってるのを見たらこっちまで苦しくて泣きそうになった。恨みは持ちながらもバスの運転手の清水拓海をさん付けで呼んでて、どことなく優しさが溢れていた。
逮捕された時に「俺がバスジャックの犯人だ、くれぐれも間違えないように」って捨て台詞吐いてて、自分と同じような人が増えないないようにあえて言ったのかなと思って痺れたけど、それがどこまで伝わってくれるんだろうなあとも思ったり。こういう目に遭った人がいるのに警察側だったりメディアだったりは訂正しなかったんですね。
ぶつかっただけで銃を所持してるのが分かったり、ナイフ向けられてそれを交わして犯人の首絞めにいく皆実さんほんとに、、

佐久良警部が「心太朗には京吾さんがいたけど皆実さんはずっと1人だったんだよ」って見送りに行くように背中押すしてたの良かったな。
たまたまなのか分からないけど勢津子がオムライスを食べて泣いてる時に幼少期の皆実さんも泣いてたの良かった。
誠が勢津子を刺した時にBGMが止まったのハッとしたし、4人で食卓を囲む時間があったっていうのが切ないね。

実はスパイ的な役割を果たしていた難波さんがリンゴをかじるので締めてて笑った。
ドラマか映画か分からないけど続編ありそうだね。
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