タミキーリ

SEAL Team/シール・チーム シーズン3のタミキーリのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ep1
前シーズンの後半でチーム存続の危機となったブラボーチームだが、無事にクレイも現場に復帰。冒頭のカーチェイスからのヘリでの支援のところのカメラワーク最高。ケルベロスがお座りするとヤバいってのが久しぶりに出てきた。

任務シーンのそれぞれの動きや、カメラワーク、演出がシーズン初期よりもかなり洗練されてきているように思う。転じて人間ドラマの方はかなり重めになってきている。それぞれのメンタル面や重圧など。ジェイソンのは相当まずそう。

ep2 危うく爆死するところだったジェイソンは、同じような状況で死んだかつての仲間を思い出す。精神的な闇はアラナのことがあってからなのか・・・。ソニーとデイヴィスの関係をレイが気がついてしまう。任務に支障はないものの、ちょっとヤバそうだな

ep3
新しい上司が着任。レイが昇進→ブラボーチームから離れることを見越してチームに厳しい訓練を課すジェイソン。アゼルバイジャンの変電所を確保するミッションに向かうが敵の装備が予想より高いことが判明する。レイの機転で困難を打開できた。
クレイと彼の父が行おうとしていることに対しては、着任したリンデルから命令に近い忠告が入る。ソニーとデイヴィスはかなり綱渡りだ・・・。デイヴィスは仕事のプレッシャーに耐えられるのだろうか。

ep4
中国領域近くの船から人質確保奪還のミッション。
10分という時間制限の中で行うための演習をするが毎回グリーンチームに負けてしまう。グリーンチームから新しくブラボーチームに入る新人を選ぶ。レイのキャリア選択について怒るジェイソン。
演習で成功しないまま、船の特定ができたため、現地へ出発。何度やっても成功しなかった作戦をそのまま続行せずに、レイの案を採用。グリーンチームから選ばれたのは、クレイが推した人物ではなく、いずれレイのようなB1をサポートできる人材だった。

ep6
北イエメンでの任務後編は、前編でのクリフハンガーから。脱出する手段を爆破されてしまい、さあどうする?ヘリも危険。そして大使はなんとかして対話で解決を望む。大使の行動に感銘を受けたようなクレイ。新人の腕にも素直に褒めていた。

 ep7
ep6のラストでのジェイソンの脚が予想以上に悪い状況。ナタリーに言われて診察を受けたが、結果はジェイソンが一番恐れていたことだった。ジェイソン離脱でB1を代理でレイが。リサとの関係についてレイを逆恨みしていたソニーが誤解だったと理解した後の対応良い

ep8
前話のラストでのジェイソンの行動は「そうなるだろうな」と思えるものだった。ブラボーチームの今回のミッションは、海兵隊パイロットの救出。またしてもソニーがやばい状況になってハラハラした。

ep9
ジェイソンの手術は成功し、復帰が目前に迫ったが、カウンセリングで自分が見ようとしない本心を指摘されてイラつく。一方ブラボーチームのミッションはエボラウイルス蔓延地域へ。完全防護服でメンバーなどは今の状況とリンクしている。リサがちょっとヤバいかも

 ep10
ふぁーーー!ソニーの相棒はクレイだよねやっぱり。隠していても言わなくても、いくつかの態度や言葉でソニーの相手が誰なのかズバリ言い当ててしまった。そして、デイヴィス擁護のブラボーチームメンバー。特にソニーの言葉には熱くなってしまった。

ep11
任務で潜入先での通過コード、たまに面白いチョイスなんだけど、今回は「大脱走」の出演者名だった。最初に「Bronson」で次に「McQueen」と来たのでこの2名だと「荒野の七人」もあるので、どっちだろうと思っていたら、画面にホワイトボートに書かれたコードが!
思わず一時停止してメモったのが以下
Bronson :ダニ−
Garner:ヘンドリー
McQueen:ヒルツ
Graf:ヴェルナー(白イタチ)  
Reiser:クーン
Alberty:シュタインナッハ
Coburn:セジウィック
Mikell :ディートリッヒ
Kiwe :フリック
たまにこういうコードの遊びがあるのが面白い。前にイギリスの特殊部隊と任務に当たった時は、プレミアのチーム名だったし、DDayの上陸地名だったこともある。
The mission markers in the training exercises seem to be derived from the characters in 暴力脱獄 (1967):…
#IMDb
なるほど、訓練の方のコードも映画絡みだった。
エピソードについては、シーズン中盤にある前後編の前編。しばらくモブっぽかったヴィックがちょいちょい前面に出てきているので、彼に何かありそうで心配でならない。いつもは本部で指示のみのブラックバーンがやはり有能だということがわかった。

ep12
前編の展開もかなり危機的だったが、後編もピンチの連続。このドラマの肝である、判断と行動が問われる展開。そんな中でも、それぞれの人間関係を取り上げていく構成がうまい。しかし、なんとこの終わり方、後編で解決しないのかよ!!!

ep13
前epで発生した謎の爆発からの任務失敗の責任を追求する展開。本部からの監視と通信がないため、各人の記憶に頼り、epタイトル「Fog of War」とはまさに。ミスリードな画面クローズアップがあり、観る側も翻弄される。信頼とは、チーム内での絆とはを問う回。
チームの信頼を裏切った人物に対しての制裁について語るフルメタルの意見が怖い。「シャベルと苛性ソーダが必要だ」ってもう・・・。
「許す、だが信頼しない」は一番恐ろしい言葉だと思う。そしてとある人物がこのエピソードでサヨナラだった。

ep14
激務後の休暇という名目で、NASCARレーシングドライバーのオースティン・ディロンがドライビングテクニックを指導するというオープニング。Aディロンは本人。こういうお遊びな演出も楽しい。その流れから今度はトルクメニスタンでの軍事訓練に配属される中で任務
今回のコードは、NASCARに関連するもの。トルクメンバシの兵士との早撃ち合戦で名乗りを上げたのもソニーだし、クレイがレベッカと参加していたパーティでシールズなりきり男に絡んでふっとばしたのもソニー。ソニーらしいといえばらしい。
前epでサヨナラとなった人物からレイへメールが。それの対処方法でジェイソンとは意見が異なったが、最終的にレイらしい解決方法を選んで良い方向へ進んだことがepのラストで示される。クレイはどうなっていくのだろうか。

ep15
ナイジェリアでのダム建設を守るための任務へ。対ボコ・ハラムだが、指示されるまで戦闘不可のため、道路に爆弾をしかけたり(この辺のテクニカルな説明はフルメタルとトレントが行うのがツボ)して対策をする。
最終的に15センチの装甲を持つ兵器が出てきて、それへの対応策はやはり、対空支援。支援の呼び出し、誘導、位置の報告など映画だとあまりやらない部分を細かく行っていてその辺もマニアには楽しいものだろうと思う。クレイの将来、レイの家族への対応、ジェイソンの心の疲労がどうなるか今後楽しみ。

ep16
やはり例の偽シールズに対するソニーの行いに罰が。3ヶ月ジャララバードへの派遣出発直前に下される。ソニーは一人テキサスへ。クレイはリンデルが勧める道を選ぶのか。ジェイソンも同じく大佐に次の段階へのキャリアを示唆される。永遠にB1としては生きられない

ep17
和平交渉により、閉鎖が決まったラーキン基地へ派遣されたBチーム。のんびりした雰囲気の中ヒマを持て余すが、デイヴィスはどうも不穏な動きがあると感じている。ソニーは故郷で幼馴染と久しぶりに再会。ソニーのシーンとデイヴィスのシーンを交互にするの意図的
クレイはSTA-21の申し出を受けたとジェイソンに知られ、案の定ジェイソンはそれに対して激怒し、彼を一人レディング前哨基地へ送る。一見和平交渉が進んでいると思えたが、旧知の人物が虐殺される。ソニーと父親は過去に相当なにかあったみたいだな。
このエピソードで今後いろいろ関わりそうな人物が3人ほど登場。今後が気になる。

 ep18
ターゲット捕獲のミッションで使用されているコードはネイティブアメリカンの種族名だな。チェロキーにナバホ。
前哨基地にいるクレイが偵察時に基地の兵士と交わす会話「山の溝に部隊を配置して戦争に勝てるとは思えない」これ、映画「アウトポスト」の状況についてと被るというかそれだろうな。
ソニーの父親役、ジョン・サヴェージなのよね。「ダーク・エンジェル」思い出す・・・。
前哨基地の責任者、レイデン中尉がちょっとかっこよかった。彼の背負う責任を第三者的な位置から見て、結果的にジェイソンの背負うものが見えてきたクレイ。

ep19
タハラに繋がる人物の確保へ向かうブラボーチームに待ち受けている危機。かなり絶対絶命になるのでハラハラする。このエピソードの冒頭の映像が、ラストの結果に繋がる演出になっている。マンディーが情報協力を半ば脅しで得た人物の安否結果。ケルちゃんかわいい
険悪に思えたソニーと父との間も無事修復、ソニーがなんと故郷に腰を据えることを考えているが、父に自分の「家」はどこかを気付かされてしまう。ここの親子のシーンはいいですね。ソニーって基本的にはとても優しい人物。

ep20
シーズン最終話。やっとソニーが6週間の訓練を終えて合流。とはいえ、イマイチ溶け込めない。マンディはサミームの家族へ見舞いへ向かい、ジェイソンが付き添う。彼が不在のところへブラボーチームへ出動要請が。ジェイソン抜きで赴くが、またピンチに。
自分抜きで出動させたことに苛立つジェイソンに対して、ブラックバーンが言ったことが厳しい。同じ気持ちを味わえってことか。ソニーの一か八かの行動とクレイの機転で危機は脱しクレイとソニーもわだかまりを水に流した。そして・・まさかのあの二人が!
ていうか、そこで終わるの!?という・・・。
シーズン4が早く日本で観られるようになってほしい。
まあ、ちょいちょい兆候はあったけどあの二人は同士みたいなもんだと思ってたから・・・。

S3完走。
そもそもS1の一番最初のジェイソンもPTSDだったので、彼になにもないわけはないんだけど、このシーズンはずっと彼が迷走していた気がする。主に私生活で。みな、B1であるジェイソンを尊敬はするものの、自分の未来が同じでありたくないと思っているのが辛い。