BK477

パリピ孔明のBK477のレビュー・感想・評価

パリピ孔明(2023年製作のドラマ)
4.0
イロモノと思いきや、漫画原作のドラマとしては、かなりの秀作。

大作映画や、重厚なドラマとはまた違う、パリピ孔明というブランドならではの面白さ。

サブキャラ達のキャラクターもみんなしっかり立っていたし、
ドラマオリジナルの楽曲のクオリティも秀作揃い。
音楽を題材にした作品ということもあって音楽関係の多彩なゲストも話題性じゅうぶんだった。

原作漫画やアニメとはまた違ったアプローチによって、恐らく原作ファン、アニメ版ファン、そして三国志ファンにも好意的に写ったであろう、いわゆる”解像度の高い作品"と言える。

とはいえ、
まず主役のeikoがトレードマークのキャップを被っていない 笑
森山未來のオーナー、ミアも、前園ケイジも絵とはかなり見た目が違う。
ビジュアルの面で言えば、原作に近いのは孔明だけだろう 笑
しかし、
名優の森山未來はオーナーというキャラクターを読み解いてしっかりと三国志オタクを演じきっていたし、ドラマならではの三国志ネタも豊富。
(うあ~オーナーなら言いそう!という唸るセリフも多数)

そして、向井さん。
向井さんをキャスティングした人には頭が下がる。
向井さんの孔明の演技が、この作品の柱である。
ここがブレないのがとても良かった。しっかり孔明だったと感じる。


ミアやジェットジャケットに前園ケイジも、ドラマ版オリジナル楽曲による見せ場がしっかりあって驚いた。

ちょっとだけとはいえ「チキチキバンバン」も出たり、最終回はまさかのCMにアニメ版孔明が出たりと、アニメとのコラボも嬉しかった。

記憶に新しい「ファブル」然り、「波よ聞いてくれ」然り、
こういう作品であれば、実写化も大歓迎。
日本の実写化は、本作を見習うべきである。
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