飯豊まりえ主演、10年引きこもった女子が、売れない漫画家である父の陣内孝則と、人気原作者の横溝淳平のコラボ作品の題材となることで、引きこもりを解消していく話。
大御所野島伸司脚本、確かに登場人物の内面の掘り下げは丁寧にできていて、そこから繰り出される軽妙なやり取りは面白くはあるが、奇を衒っているのか耄碌しているのか、飯豊まりえと横溝淳平のキャラクターに現実味がなく、とても不自然。
ラストの陣内が横溝を庇って刺されるシーンは物理的にどう考えてもおかしいのと、ラストの展開などは無理矢理で、かつ狙い過ぎ感が絶妙にダサい。
