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ハートビートのmeeのネタバレレビュー・内容・結末

ハートビート(2023年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

展開が遅かったと仰ってる方もいますが、私は逆にゆっくり、丁寧に心情が描かれていて良かったと思います。

また登場人物の性格とその人が取りそうな行動に無理やりな点が少なくて、主役二人に感情移入しやすかったです。特にオクテギョンさん演じるヴァンパイアが長年生きてきたからこその人間愛のようなものが滲み出ていて良かったです。ラスト3話ぐらいでは展開が辛くて何度も主人公たちに釣られて泣いてしまいました。

ただ、二人の内どちらかしか生き残れないという展開で、私自身、号泣しながらも心のどこかでハッピーエンドを信じて観てきたのに、結局ソンウォヨルは人間になれず、チュ執事のために理性を本能を押し殺して自分自身を刺す…という何とも苦しい終わり方で、凄く残念でした。最終回かその前の回ぐらいでイネが「自分は奇跡を信じるし、あなたと一緒に居たいから、出来ることは全てやる」みたいなことを言っていたのに、その後はソンウォヨルの描写ばかりで、結局イネが出来る方法を探している描写がなかったのも口だけ感があって少し悲しかったです。

最後の描写については、どう考えても彼が人間として戻って来た訳では無さそうなので、彼は今でもイネの心(思い出)の中にいる…的な感じでしょうか。作品がラブロマンスですから、主人公が悲しんで闇落ちしてバッドエンド、みたいな展開には出来なかったのでしょうが、そんな配慮するくらいなら多少無理矢理でも二人とも人間になってハッピーエンド!末永くお幸せに!みたいな展開にしてくれよ(泣)(泣)(泣)(泣)と思いました。

どんな魅力のあるストーリーか、よりもどんな魅力のあるキャラクターか、をメインで見たい方におすすめです。凄く苦しいですが、オクテギョンさんが2pmの元祖野獣ドルで実際は明朗な方だということで、メイキングやらアイドルとしての活動やらを見て癒やされてきます(泣)(泣)
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