第一話は人間関係と背景が点描写で明確に示されず、作品の世界観を重視した構成で少し分かりにくく重たいものだけが表現されていたが、これも計算された構成なのだろう。
第一話はオープニングであり、第二話から動き出す。回を重ねるごとに、面白みが増していく作品でもある。エンターテイメントとして、初回のダッシュの効きは弱いとは思うが、八話全体としては構成が面白く、よく練られたシナリオである。そこに点描写の伏線回収がさらに魅力も増している。
大好きなキムテヒだが、こういった作品は初めてで第一話では特にお芝居への戸惑いが見え隠れするが回を重ねるごとに吹っ切れた感があり終盤はよかった。
イムジヨンのお芝居のよさは言うまでもない。
バーなどドスの効いた暗いバーなどキューブリックファンからした、オマージュなの?って思う様な美術もあったりする。