怪奇大作戦 セカンドファイルの2の情報・感想・評価

エピソード02
昭和幻燈小路
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おらが春

おらが春

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「異常な科学犯罪を追い求める」のが『怪奇大作戦』のメインだとすると、かなり異色な話だなと感じる。 脚本が実相寺昭雄なので、雰囲気は原典の「呪いの壺」「京都買います」に近い。昭和への懐古とそこに留まることを良しとはしない感じ、壮大な事件の核が個人に帰結する話等大好きポイントが結構あった。 おじいさんの走馬灯を追体験することになったわけだけど、おじいさんは光子の死を受け止めきれなかったということなんだろうか。珍しくSRIが原理に関して何も分からなかった珍しい回だけど、科学を超えた「なにか」出てくる話はいいですね。 また牧さんのお父さん周りが見えてくるのも良い。原典と同じ設定なら割と大きな意味を持つシーンな気がする。 実相寺回らしく、原知佐子や堀内正美など実相寺ファミリーがチョイ役で出てきたり、監督した『D坂の殺人事件』のポスターがあったり小ネタも楽しい。