ルーク大佐

1923のルーク大佐のレビュー・感想・評価

1923(2022年製作のドラマ)
3.6
傑作ドラマ『イエローストーンシリーズ』スピンオフ第2弾。
本シリーズはモンタナの地を舞台に繰り広げられる西部劇風の大河ドラマだ。いずれの作品も脚本、撮影、演技、音楽が一流であり、連作ドラマの醍醐味を味わえる。今後もどんどんシリーズをつくってほしい。

本作は過去作と違って新たなネタを放り込んでいた。
モンタナのダットン家の苦難や格闘はいつも通りだが、今回はアフリカのサファリでのハンティングバトルや、さらにアフリカからはるか遠くのモンタナを目指す男女の旅行記を描いている。〝海版ロードムービー〟だ。

その試みはラブロマンスやサバイバルゲームに溢れ、マンネリ化を打破しているのだが、どうもスピード感にブレーキをかけている。
個性的な船長とのシーマンシップにはグッときたが、やや進みが遅いのだ。シーズン2を見込んでのオチなので、続編を待ちたい。

シーズン1を見る限りでは、過去シリーズでもっとも評価を下げざるを得ない。悪役のサイコ度もいまいち弱い。
うーん、どうしたよ、テイラー・シェリダン?
ルーク大佐

ルーク大佐