まだ、見始めたばかりだけれど、意外と知らない国「ブラジル」の人情や、リオデジャネイロの雑踏のムードなどを掴むのに、楽しめそうなドラマ。世界中からの移民を抱えたリオデジャネイロらしく、ヨーロッパや南米、さまざまな国の人々と、主人公との触れ合いを通じて、リオッ子（カリオカ）の生き方や、日常のありのままの姿を浮き彫りにしていきそう。

初回のテーマは「信仰」と「親子愛」。一般にカトリックと思われている国民性だけれど、そこには土着と結びついた違う宗教も存在するし、いずこも親が理想の子と信じる「ステレオタイプ」と、そこから外れ、自分の道を生きる子どもとの確執が、特にカトリックで親子関係の濃密な国だけに、ずっと心の傷となって残ってしまう。しかし、自ら道を切り開いたと自負する子ども側と、老いていく親との関係は割り切れるものではない。それをさらっと、ウェットにならないように展開していくテンポがよい。

今後は違うテーマで、さらに「ブラジル」や「リオデジャネイロ」を知ることができると思うと、期待度大。あの、リオの巨大な崖っぷちに立つ「キリスト像」の裏側なんかも、面白かったなぁ。いつか行けるといいな、ブラジル…（ペルーは行きましたが、とにかく遠い…ロストバゲッジもされて、クスコで2日くらい着の身着のままだった苦い想い出…）