このレビューはネタバレを含みます
怒涛のラスト2話。
16章のスプリンクラーの水が降り注ぐ中リーランドの告白を聞き彼を看取るクーパー。あまりに辛い懺悔をマリアの如く受け止めるクーパーの姿に胸打たれた。これはリーランドの物語だったんだ。
個人的にはアニーと急速に距離を縮めるクーパーにがっかりしてしまった。ツインピークスの地では異質ともいえる禁欲的な雰囲気を纏った彼が好きだった。吹き替えで見たのだがあの口調といい、オードリーに対する対応といい、正直で誠実すぎる彼に惹かれていた。つまり、自分の理想を押し付けた末勝手に幻滅しただけです。
クーパー以外で特に好きだったキャラクターのはゴードン。あらためて思い返すと個性豊かで愛すべき奇人変人たちの多い作品だ。そしてみんなただ真面目に生きている。