让一让,公主/譲一譲,公主/Princess, Make Way
隠密隊トップのフォン・ニンワンは変貌術 の使い手。任務のためフーイン公主に変貌して嫁ぐ。婚礼の夜、夫に薬を盛るが失敗。右相のチェン・ユーは公主らしからぬ新妻を疑い始める。翌朝、妹分のフォン・ジーが新たな任務を伝える。子を産むよう命じられたフォン・ニンワンは妓女に夫を誘惑させるも失敗。これを機に夫のため精力剤を買いに行く。盛られた薬をあえて飲み、気絶した芝居を打つチェン・ユー。慌てたフォン・ニンワンはオウヤン・ウージウが営む診療所へ。新婚夫婦は互いをいぶかり、正体を確かめようとする
右相府に可憐なバイ・リエンが訪れる。チェン・ユーの子を産んでくれる女子が現れたと喜ぶフォン・ニンワンは、これ幸いと食事に薬を盛るがチェン・ユーにバレて怒らせてしまう。バイ・リエンは皇太子の子を身ごもっていたが、フォン・ニンワンは子の父親がチェン・ユーだと誤解し、かいがいしく世話を焼く。そして自分の子として育てる決意を夫に告げる。ひょんなことから公主の身のこなしを目撃したチェン・ユーはその正体に感づく。オウヤンから変貌術の情報を聞いた後、公主に四六時中べったり付きまとい、真相を探ろうとする
侍女のフォン・ジーに探りを入れたオウヤンから“公主は本物だ”と告げられるチェン・ユー。真偽を確かめるため公主の秘密の恋人であるチャオ・ホワイアンを祭りに招く。祭りでは公主とチャオ・ホワイアンが仲むつまじく談笑。その後フォン・ニンワンは皇太后のもとへ行くためフォン・ジーに扮するが、そこへチェン・ユーとオウヤンが現れる。あくる日、フォン・ジーの双子の姉は公主が扮していると見抜くチェン・ユーは公主を弄ぶ。再び右相府へ来たチャオ・ホワイアンは公主と竹林での逢瀬を約束して浮かれるのだが…
竹林で公主と手合わせをしたチェン・ユーはその正体に気づく。隠密だとバレたフォン・ニンワンは寝室に忍び込み、眠っているチェン・ユーを刺し殺そうと剣を振り上げる。チェン・ユーの看病をしていたところにチャオ・ホワイアンが乗り込み、フォン・ニンワンは彼をこっぴどく振る。その後、皇太子から招待状が届き、宴で琴を弾くことになる。チェン・ユーから琴の手ほどきを受けるフォン・ニンワン。いい雰囲気のところでバイ・リエンが水を差す。フォン・ニンワンはチェン・ユーへの想いを振り切ろうと冷たい態度を取る。
宴でフーイン公主が指定されていた曲と違う曲の演奏を求められ、チェン・ユーは機転を利かしてピンチを救う。皇太后のもとへ向かう途中で、美女たちに囲まれて誘惑される。悶えるチェン・ユーを救おうと“覚悟”を決めるフォン・ニンワン。一方、バイ・リエンは家へ帰ることに。チェン・ユーはフォン・ニンワンに想いを打ち明けようとするが…。心を通わせた2人は一夜を過ごした。チェン・ユーの体調回復に汁物を作るという口実でフォン・ニンワンは右相府を出て皇太后の所へ行こうとするが、見知らぬ男が付け狙う。
フォン・ニンワンが長時間も帰らず心配する中、突如チェン・ユーたちの前に本物のフーイン公主が現れる。一途なチェン・ユーを気に入ったという公主は夫婦の営みを迫る。チェン・ユーが隙に乗じて監禁中の妻を救い出す一方、眠る公主を見張るフォン・ジーとオウヤンは急速に仲が深まる。右相府へ帰ったフォン・ニンワンは公主に剣を突きつける。右相府から追い出された公主が泣きつき、偽者の正体が露見したと知った皇太后は殺害の任務を出す。フォン・ニンワンは念願かないチェン・ユーと腕比べをするが血を吐き…。
かねて皇太后は強者ぞろいの隠密をコントロールするため特殊な毒を飲ませており、フォン・ニンワンはその毒消しがないと命を落とす。そこでオウヤンが毒消しを作ることに。毒消しの副作用の話を漏れ聞いたフォン・ニンワンはチェン・ユーを忘れたくないがゆえに自ら命を絶とうとする。オウヤンはついに薬を完成させ、フォン・ジーと大喜びする。薬を飲んで目を覚ましたフォン・ニンワンは、右相に一家を惨殺された過去を思い出す。チェン・ユーが資料を調べると当時の右相だった父親は罠にハメられたことが分かった。
フォン・ニンワンがチェン・ユーに一家惨殺事件の証拠を突き出すと、それは偽造された物だと発覚。実は皇太后が仕組んだ罠だった。敵を討つため皇太后のもとへと乗り込む。チェン・ユーは隠密と戦うフォン・ニンワンのピンチを救う。フォン・ジーたちが加勢に駆けつけ、皇太后には皇宮追放の勅命が下る。チェン・ユーは皇太子に辞職を願い出る。記憶を取り戻せないフォン・ニンワンは荷物をまとめて右相府を出ていく。半年後、チェン・ユーは山中の道で笠をかぶった紅衣の女に腕比べを申し込まれ受けて立つのだった。
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