菊池俊輔のBGMは懐かしいし、相変わらずマツケンの殺陣はキレッキレ。「暴れん坊将軍」なのに、意外にもストーリーも悪くない。(脚本はまさかの大森美香)
キャストは一新されたが違和感はなく、特に千葉繁のナレーションや生瀬勝久の辰五郎は良かった。
序盤で享保の大飢饉が描かれ、今回は真面目なノリなのかと思いきや、おもむろにGACKTが上裸で壺を持ち上げる何の意味もないカットが入って爆笑した。
三池崇史の演出もお見事で、漫然と撮っているカットが一つもないし、TV時代劇に視聴者が求めているものもちゃんと分かっている。
「侍タイムスリッパー」より俄然良い。
強いて言えば、エンディングは北島サブちゃんが良かった。
このクオリティが維持できるなら、毎年正月に放送してほしい。
ただ、仕事人のように緩やかにジャニーズに引き継ぐのは勘弁だ。
GACKTはレギュラー化希望。