ユンファさんの映画レビュー・感想・評価

ユンファ

ユンファ

ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.0

上映終了直後、『「マダム・ウェブ」や「モービウス」のほうがマシ!クソ!!』と宣う観客がいて、彼らに対し『いや「マダム・ウェブ」や「モービウス」よりは面白いだろ…』という空気が充満していたものの、実際大>>続きを読む

トラップ(2024年製作の映画)

3.6

娘をライブに連れてったら警備がやたら厳重で、どうやら会場内に凶悪犯が紛れ込んでいるらしいのだが、実はそれは主人公なのでした…というあらすじの時点でかなり面白そうなシャマランの新作。
フィルマの平均点は
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交渉人 真下正義(2005年製作の映画)

3.0

初見でクソつまらんと思ったものの、久しぶりに見直したら、意外と悪くなかった。意味不明な描写は沢山あるし、相変わらずパトレイバーのパクリだし、終始交渉という名の雑談でしかないし、緊張感は全然持続しないし>>続きを読む

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

1.0

世界中で酷評されている「ジョーカー」の続編。その理由は明白。
作り手が言いたいこともやりたいことも分かるけれど、裁判所とムショを往復するだけでクソ退屈だし、ミュージカルである必要性を全く感じないし、レ
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室井慎次 敗れざる者(2024年製作の映画)

3.5

本作公開にあたって久しぶりに踊るシリーズをざっと見直して思ったんだけど、室井って結構無能じゃね?「現場の判断に委ねる」的なことを繰り返してるだけで、的確な指示をとばしてる場面がほぼなかったぞ。逆にあら>>続きを読む

ライド・オン(2023年製作の映画)

1.2

過去出演作のオマージュや小ネタがふんだんに盛り込まれた、ジャッキーの集大成的作品。なのだが、だとしたら馬育てるのとか、娘との確執とか別に要らなくね??スタントマンの矜持的な話だけで必要十分なのに、無駄>>続きを読む

HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

3.0

環境活動家の若者たちが石油パイプラインの爆破を企てる映画。
テロ推奨映画などとも言われているが、それは主人公たち全員に感情移入できるよう上手く作られているからで、それだけ映画の出来が良いということ。各
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.4

アメリカで内戦が勃発した世界線を描いた、イギリス出身アレックス・ガーランド監督の新作。

アメリカの現状を考えると、かなりリアルな描写や展開が続出。ケイリー・スピーニーがジャー・ジャー・ビンクス級の疫
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

1.5

生放送のトーク番組に悪魔が生出演する映像をまんま見せるというコンセプトはいくらでも面白く出来そうなのに、悪魔が本気出すまでが長すぎて至極退屈。
最初の説明パートでオチもある程度想像がつくし、もう少し意
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容疑者 室井慎次(2005年製作の映画)

1.0

無駄にシリアスぶっているが、いつも通り「警察上層部はクソ」をやりたいだけだし、映画にするほど大した事件でもない。
意味不明な演出も多く、展開も間延びしていて、オチも酷い。
素晴らしい俳優たちの無駄遣い
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ビートルジュース ビートルジュース(2024年製作の映画)

3.9

一時期は「バートン終わった」と勝手に思っていたが、最近は「復活しつつあるな」とまたしても勝手に思っている。
80年代クセ強俳優同窓会にして、命の価値軽めなおふざけ祭り。特撮もアナログに拘っているので、
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.7

Vシネ時代の香りがする黒沢清の新作。転売屋の話だと思って観ていたら、黒沢清お得意の一人の人間が〇〇を破壊する話だった。
不穏さが静かに忍び寄る前半と、実体を獲得する後半で大きく転換する。個人的には前半
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犯罪都市 PUNISHMENT(2024年製作の映画)

3.1

マ・ドンソク兄貴が暴力で全てを解決する大人気シリーズ第4弾。
安定の面白さではあるものの、1作毎に確実にクオリティは低下している。キム・ムヨル扮する悪役はそこそこ強いのだが、ひたすらパシられているので
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きみの色(2024年製作の映画)

4.2

絶対に観てほしいという強いすすめを受け鑑賞。
どういう映画なのかイマイチ掴めないなあと思いながら観ていたが、大したことは起こっていないようでいて、ずっと心が揺れ動いていた。

諦めと憧れ。
一歩踏み出
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トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)

3.6

トランスフォーマーシリーズ久しぶりのアニメーション映画。
ちゃんとマイケル・ベイとスピルバーグがプロデュースしてるだけあって、中々面白い。
序盤のレースシーンにはスピルバーグっぽいスピード感があるし、
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

4.5

「現実がクソ過ぎて死にたい…」と宣う病んでる感じのヒロインに、何にも悪くないのに死んでしまった不憫な人たちが、「死んだら死んだで結構大変だからやめといたほうがいいと思うよ…」と返す場面だけでも最高。>>続きを読む

スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

3.5

新作を作る度に「三谷幸喜最高傑作」と宣伝している三谷幸喜の新作。

最高傑作ではないが個人的には結構好きだし、大爆笑とはいかないまでもずっと面白い。レビューを見る限り低評価気味なので、三谷作品はこうい
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.0

口コミで話題となり、単館上映から拡大公開されたので鑑賞。

タイムスリップものの定型のような描写が頻出し、笑いに関してもベッタベタのコッテコテで、カメ止めの時と同じく爆笑に包まれた劇場との温度差を感じ
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.5

エイリアンシリーズ久しぶりの新作。
予告の時点で1作目や2作目の雰囲気を取り戻しているように感じたが、その通りだった。

静謐で厳かな雰囲気のオープニングクレジット
逞しく成長していく主人公
ゼノモー
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.7

韓国映画史に残る大傑作「アシュラ」のキム・ソンス監督の新作。

ぶっ飛んだファン・ジョンミン、追い詰められるチョン・ウソン、とんでもなくスピーディーな編集と、ストーリーと暴力描写以外ほぼ「アシュラ」だ
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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.6

「アンナチュラル」「MIU404」の世界線で発生する新たな事件と、それに対峙する人々を描いたシリーズ初の劇場版。
労働環境の過酷さや賃金の低さがしばしば取り沙汰されるにも関わらず、日本映画で物流や配送
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デッドタイム・ストーリー/おとぎ話は血の匂い(1986年製作の映画)

1.5

よくあるホラーオムニバス映画。
オープニングは無駄に長いし、期待したほどエロくもないし、特殊メイクもまあまあだし、演出も凡庸で、オチも酷い。
正真正銘のクソ映画だが、3話目のキチガイファミリーと超能力
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フォールガイ(2024年製作の映画)

5.0

今年ベスト級の傑作。
VFXで取ってつけたような見せ場を演出するハリウッド映画ばかりの中、アクションが物語とキャラクターを牽引する、文字通りのアクション映画。そして自分にとっては、何故映画が好きなのか
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Chime(2024年製作の映画)

5.0

黒沢清が作りたいように作った短編映画。
ジャンルとしてはホラーになる筈だが、お化けが出てくるわけでも、殺人鬼が襲ってくるわけでもない。
が、怖い。メチャクチャ怖い。
全シーン全カット怖い。
鑑賞後はポ
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邪願霊(1988年製作の映画)

3.0

後の白石晃士作品などに繋がる、ジャパニーズホラーモキュメンタリーの古典。石井てるよしと小中千昭のコラボ作品は、今では珍しいホラーと特撮の融合が見られるので割と好き。

ファーストカットが意味もなくヌー
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.9

アフガン戦争で米軍に協力してくれた通訳の扱いが酷すぎやしないか映画。
男臭くて内容的にはかなり好み。

ロックストックやスナッチをガイ・リッチーらしい映画とするなら、確かに彼らしさは全くと言っていいほ
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貴公子(2023年製作の映画)

3.7

リアリティよりも面白さを重視した、パク・フンジョンらしい漫画みたいな映画。
冗長に感じる部分も多いし、比較的序盤で観客の誰もが「何か思ってたんと違う」となる筈だが、主人公の魅力だけで2時間飽きずに観て
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神探大戦(2022年製作の映画)

2.0

コナンの映画を観る度にメチャクチャだなと思うが、本作に比べれば大したことはない。

主人公を除いて人を疑うことをしない奴しか出てこないので、誰かが「犯人は〇〇に違いない」と言えば、全員で「な、なんだっ
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.5

良く分からん不穏な空気が充満した序盤はもちろん、その正体が明らかになってなおルールがサッパリ分からん。
固有名詞が一切登場しない気味悪さも含め、それが本作の面白さでもあるのだが、テーマ自体は最初から見
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

4.3

デイジー・エドガー・ジョーンズ見たさにわざわざIMAXで鑑賞したが、想定の20倍くらい面白かった。確実に今夏公開映画のダークホースなので、鑑賞を迷っている人は絶対に観たほうがいい。
以下、良かった点
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セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

4.1

真面目なサメ映画らしいという噂を聞きつけ鑑賞。

「真面目なサメ映画」とか言った奴、出てこいよ。何をどう見たってただのバカ映画じゃねえか。ラスト5分くらい、リビングで大爆笑したぞ。サメ映画界隈、どんだ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

ランティモス作品初鑑賞。
撮影も美術も衣装も劇伴も何から何まで奇妙だが、それが独自の世界観を構築し作品の主題を表現しているため、単なる変な映画ではなく、とても良く考えられた映画であると思う。
ビジュア
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ハンテッド 狩られる夜(2023年製作の映画)

3.5

よくあるタイプのワンシチュエーション映画だが、限られたツールを駆使してたった一人で困難に立ち向かう様は荒木飛呂彦っぽさもあって中々面白い。と思ったら、エンドクレジットでアジャとフランク・カルフンコンビ>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.5

メチャクチャ面白い。日本でもこんな面白いクライムものが作れる事実に驚愕した。
おそらく原作がメチャクチャ面白いのだろう。

二転三転する駆け引きからは目が離せないし、その背景にある社会の闇が浮き彫りに
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#スージー・サーチ(2022年製作の映画)

3.8

ネタバレになるので何も書けない系映画。
主人公の心情が全て露骨に顔に出るのはキツかったが、フィルマの今の平均点(3.6)からすると、もうちょい評価されてもいいと思う。
二転三転するシナリオも、テンポ良
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映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記(2024年製作の映画)

1.2

年々クオリティダウンが進行しているが、今回もギャグはスベリ気味だし、オチもスッキリしないし、残念な出来。
露骨に泣かせにくる演出が大嫌いな人間としては、クライマックスの展開は拷問に等しかった。こんなも
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