カズミ

ワイルド・ヒーローズのカズミのレビュー・感想・評価

ワイルド・ヒーローズ(2015年製作のドラマ)
2.8
「ああ、これはファンが楽しむドラマだなあ」というのが正直な感想。
LDHファンの友人が「あれは話を追うためのものじゃない」と前置きしておすすめしてくれたのも、放送当時、TAKAHIROさんファンだった母が首を捻っていたのも納得がいった。

一昔前の少年漫画でもなさそうなビックリ展開が繰り広げられるも、本人たちは至って真面目。そのため、どんなスタンスで見ればいいかがわからない。
後のハイローに繋がりそうな設定も多分に盛り込まれているが、「風愛友!!」が衝撃的過ぎて目を見開いてしまった。
コミカルな要素は多いものの、“コメディ作品”を謳っているものではないことから、物語の謎が深まる前に視聴側のテンションの正解を求めて謎が深まる。
ここぞ! という時にかかるBGMがどうしても必殺仕事人のテーマにしか聞こえず、毎話吹き出してしまう。しかし、彼らは終始キメ顔。なんだか申し訳なくなる。

しかし、一人一人のキャラクターは好きだ。個性が強くて、かっこいいと思える瞬間もいくつもある。
SWAY(野替)さんや八木さんなど、劇団EXILEの中でも映像作品で見ることが少ない方々が出演されているのも貴重に思う。
ミッキーが異常に魅力的に見えるのは、一ファンの欲目だろうか?
ハイローのときにも思ったことだが、LDHのスタッフ陣はそれほどまでに青柳さんをガラスから突き破らせたいのか。
いや、確かに似合いますよね。無骨なかっこよさが引き立つのは頷ける。

混乱しながらも、なぜか定期的に見返したくなる不思議な作品の一つです。
カズミ

カズミ