며느리 전성시대/Golden Era of Daughter in Law
アパレル会社で働くイ・ボクスはイケメン企画室長。クールなイメージに反し、代々続く豚足店の長男だ。職場の問題児チョ・ミジンとは、家庭の事情も知らせぬまま3年も付き合っている。そんなボクスの最近の気がかりは母ソ・ミスンと祖母オ・ヒャンシムの仲。最近ヒャンシムは夢見が悪く、子豚を捕まえる一歩手前で目が覚め、気弱な嫁ミスンに八つ当たり。だが夢占いによると、不吉な夢でもなさそうな…。
夢のことでヒャンシムがお寺へ出かけたのをいいことに、隣人のソ・オンシムは教会仲間を豚足店に集め、ミスンの慰労会と称しドンチャン騒ぎを始める。だがそこへ、ヒャンシムが突然帰宅し参加者一同大あわて。そんな中、イ家の末娘で脚本家のボクナムは、ドラマ放送中にもかかわらずスランプで脚本が書けなくなり逃走。ドラマの助監督でミジンの兄イヌは、監督に命令されボクナムを渋々捜しはじめる。
ミジンの上司でデザイン室長のチャ・スヒョンが出張先のパリから帰国。部下のノ・スンユに空港で出迎えられたスヒョンは、同じ車でソウルへ向かうことになったスンユの先輩キム・ギハに強い印象を持つ。一方、豚足店で仲間と大騒ぎし、姑ヒャンシムの逆鱗に触れたミスンは、サウナに避難しボクスと一晩を過ごす。翌日、恐る恐る帰宅すると、ヒャンシムが子豚の夢は天からのお告げだったと語り始める。
帰国したスヒョンは夫で医師のコ・ジュンミョンとすれ違いになり、やきもきしていた。そんな中、ジュンミョンは勤務先で看護師だった前妻キム・ソヨンについての噂話を聞き、心が乱れる。祖母から結婚するよう告げられたボクスは、豚足店に嫁いでくるような相手はいないと言い放ったため、ヒャンシムは自分が結婚相手を見つけると宣言。その夜、何も知らないミジンはボクスを呼び出し思い切って求婚し…。
ボクスに結婚を断られてショックを受けるミジン。結婚できない理由は何なのか問い詰めるが、ボクスは回りくどく説明するだけで本当のことを話そうとせず、怒ったミジンは自宅に帰り両親の前で泣き叫ぶ。ある日、ヒャンシムはボクスに嫁候補の写真を持ってきて、見合いをするよう勧める。豚足店の長男の嫁にふさわしい女性だと自信満々のヒャンシムだが、その写真に写っていた女性を見た家族たちの反応は…。
ジュンミョンは前妻の友人チェ看護師の話から、再婚してアメリカで幸せに暮らしているはずの前妻が韓国にいることを知ってしまう。いてもたってもいられなくなったジュンミョンは、発表を予定していた学会にも出席せず行方をくらましてしまう。一方、両親や妹が心配する中、ボクスのお見合いの日が刻々と迫ってきていた。スギルはボクスに恋人がいることを察し、味方になるとボクスに話すのだが…。
父親が住む春川(チュンチョン)からソウルに帰るスヒョンは、立ち寄った飲食店で偶然ギハと相席になる。ギハのさりげない優しさに好感を抱きながら先に店を出るスヒョンだったが、大事な書類を忘れてしまう。一方ミジンを呼び出し、家族に紹介しようとするボクスの前にとんでもない格好をしたミジンが現れる。ボクスは予定を変更し二人で食事をするが、酒を飲んだミジンは、酔ってボクスの実家の豚足店で大暴れする。
酔い潰れてボクスの家で一晩を過ごしたミジンが目を覚ますと、そこには恐ろしい現実が待っていた。一刻も早くその場から立ち去りたいミジンは、バッグや携帯もそのままで、一目散に逃走する。娘の無断外泊を心配したミジンの母ユン・インギョンは携帯に電話をかけるが、電話口に出てきたのは見知らぬ声のミスンだった。インギョンは、ミジンが忘れた荷物を受け取るためミスンと待ち合わせをするが…。
店で酔って暴れたことで大目玉を食らうと思っていたミジンは、土下座して謝る覚悟で豚足店へ。しかし予想外にも雷は落ちず、ヒャンシムは穏やかな顔でミジンに今月中に結婚しろと命令する。爆弾発言にあ然とする家族をよそに、ヒャンシムはミジンに家の中を案内するが、結婚を望んでいたはずのミジンはだんだんと不安を覚える。一方、スヒョンはスンユに、会社の新しいカメラマンとしてギハを紹介される。
スヒョンに採用され気が進まないまま撮影の日を迎えたギハだったが、遅刻して来た上につっかかった態度を見せ、さすがのスヒョンも不信感をあらわにする。一方、ヒャンシムから結婚の許しが出たものの、実家が豚足店、おまけに同居が絶対条件ということに戸惑いを隠せないミジン。そのことを正直にボクスに話すが、長男だから仕方がないと取り合ってもらえず、イヤならほかの男を探せとまで言われてしまう。
突然キスをし、愛していると言うボクスに感動するミジン。だがその一部始終を兄イヌに見られ、父ミンシクや結婚に大反対の母インギョンにも知られてしまう。さらに二人が抱き合っていたことが市場中に知れ渡り、ボクスの母の機嫌まで損ねる始末。一方、ジュンミョンが離婚したのは義母と前妻の間に何かあったからだと悟ったスヒョンは、出会った頃、義母が異常なほど自分に優しかったことを思い出していた。
イ家で唯一結婚に反対していたボクスの母は、姑に抵抗できずヤケ気味に結婚を許すが、ミジンの母はますます強固な姿勢をみせていた。ミジンは、母があいさつに来るボクスとの約束をすっぽかしそうだと疑い、早朝にボクスを家に呼んでしまう。パジャマ姿だった父と母は大慌て。結局母は失礼な態度をとったままボクスを帰らせてしまい、怒ったミジンは結婚を承諾してくれるまで断食をすると言い出す。
ボクスとミジンは母のカラオケ教室で生徒達に差し入れをして機嫌をとろうとするが、インギョンの態度は一向に変わらない。それどころか嫌がるミジンを連れボクスの家を内緒で視察したため、偶然それを見たオンシムがミスンに報告。両家の顔合わせが迫る中、お互いの家の印象はどんどん悪くなっていく。周囲に反対されるほど愛を深めるミジンとボクスだったが、新婚旅行の行き先を巡ってケンカが始まり…。
両家の顔合わせの日、イヌとボクナムはその場で初めてお互いの兄妹が結婚することを知りびっくりする。ボクスの家族への警戒心でいっぱいだったインギョンは、3年経ったら別居させるというヒャンシムの言葉を聞き一安心し、問題になっていた新婚旅行の話を切り出す余裕を見せる。一方、ギハに自分の生い立ちを話すスヒョンは、同情したギハから友達になろうと言われ、それはデートの誘いかと切り返す
ヒャンシムから家の全権を任されることになったミスンは張り切り、代々嫁に受け継がれる宝石をミジンに渡すという役目を果たす。あくまで姑としての威厳を見せようとするミスンだったが、嫁入りの贈り物のことでミジンに押し切られ、とんでもないものを頼んでしまい早くも後悔する。ミスンの贈り物の希望を聞いたインギョンは絶句するが、文句を言いながらも最高級品を用意すると言い、着々と準備を進める。
チョ家からの贈り物として、豚足店には不相応のきらびやかな絹座布団と屏風が届く。どんな贈り物がいいか尋ねられた時は遠慮がちだったミスンも、前から欲しかったものが手に入り大はしゃぎ。しかし、内緒にしていたヒャンシムに見つかり大目玉を食らう。同じようにパソコンをもらったボクナムは泣く泣く返しに行くが、一歩も譲らないミスンは、絹座布団を守るためにヒャンシムと戦う覚悟を決める。
結婚式間近にもかかわらず母とミジンの意地の張り合いは続き、ついにはウェディングドレスを巡って大ゲンカが始まってしまう。しかし強気な態度とは裏腹に、式の前夜に独り涙する母を見たミジンは胸を痛める。ボクスの家でも母ミスンだけが言いようのない寂しさを覚えていた。そんな中、結婚式が盛大に始まる。ジュンミョンも出席するため急いで病院を出るが、その様子をじっと見つめるギハの姿があった。
新婚旅行に出かけたミジンとボクスから連絡がないことにやきもきする両家の母達。その頃ミジンは体の不調を訴えていた。イヌはボクナムと犬猿の仲だったが、なにかにつけてボクナムのことが気になり、深夜にわざわざパソコンを届け、お互いの兄妹のため協定を組むことまで約束し思わず手を握りしめてしまう。一方、ギハと仕事で行動を共にするスヒョンのもとに夫と義母から立て続けに電話が入り…。
ボクスの家で新婚生活を始めたミジンは、環境の違いから姑の気に入らない事ばかりしでかし、嫁教育に燃えるミスンからあれこれ用事を言いつけられる。それを見たヒャンシムはミスンを呼びつけ厳しくしすぎだと叱り、ミジンをミョンヒのもとへあいさつに行かせるよう指示する。気難しいミョンヒにミジンを会わせることを周りは心配するが、何も知らないミジンはいつもの天真爛漫な態度で接してしまい…。
ミョンヒに厳しくされても明るく好意的に振舞うミジン。それをうらやましく思うスヒョンは、姑や夫のことで自分の弱さを見せてしまったギハと会いづらく、ミジンにギハとの仕事を任せてしまうのだった。一方、頻繁にボクナムの家を訪れるイヌは、ボクナムの具合が悪いと聞き心配でたまらない。イヌはミスンに断られるのも聞かず豚足店を手伝うが、それを見たミジンは兄が何かたくらんでいるのではと疑う。
悩みをギハに打ち明けたスヒョンは、ギハに温かく受け止められ一瞬であったが気持ちがほぐれる。しかし夫のジュンミョンを前にすると、行き場のない怒りが沸々とこみ上げてくるのだった。最終回の脚本を書き終えたボクナムは、急に顔を曇らせとぼとぼと家を出る。普段とは異なる様子に気づいたイヌは、ボクナムを捜しに行き海辺で物思いにふけるボクナムを発見するが、体調を崩していたボクナムは…。
ボクスの実家にミジンを取られたと嫉妬するインギョンは、ミジンが豚足店を手伝わされていることを聞いて怒りが爆発。ミンシクやイヌはひどいとばっちりを受ける。一方、ジュンミョンに約束をすっぽかされ気分が滅入るスヒョンは、ギハに電話をかけるがギハもまた悩みを抱え落ち込んでいた。ギハはスヒョンに叫べる場所はないかと尋ね、一緒にうっぷんをはらすことを提案。お互いの胸の内を話し始める。
ギハは突然訪ねてきたジュンミョンに妹のことを聞かれ、怒りながらも離婚のストレスで苦しんでいる現状を話す。なんとか居場所を聞き出そうとするジュンミョンだったがギハが頑なな態度をとったため、自らの手で捜し出そうと必死になる。イ家では、人生の目標を得るためミスンが書道教室に通おうとしていた。だがヒャンシムにあっさり反対され不機嫌に。書道教室がダメなら車の免許を取るとまで言い出す。
ミジンの母インギョンの誕生日当日、ミジンはボクスと実家を訪れ、当たり前のようにそのまま泊まろうとする。しかしその連絡を受けたミスンは、ミジンのふてぶてしさに呆れて言葉も出ない。ミスンとは対照的にみんなに祝福され上機嫌なインギョンは、イヌからのプレゼントを開け、腑に落ちないながらもご満悦。そんな中、同じくイヌからの贈り物を開けたボクナムは、あまりの衝撃に大声を挙げてしまう。
日曜の朝、なぜか姿が見えない義母ミスンの代わりにミジンは家事に大あわて。スギルやボクナムまでもが用事で出かけ、ミジンはヒャンシムと店に残されてしまう。しかし今日はカタログ撮影の日。仕事があることを言い出せないミジンは、兄イヌに助けを求める。イヌは急いで豚足店に向かうが、途中でボクナムを見つけそのまま後を追ってしまう。窮地に追い込まれたミジン、そしてミスンが姿を消した理由とは…。
一日中、店番もせず夜になって帰宅したミスンに、ヒャンシムの攻撃は容赦なく続く。ミスンは悪びれた様子すらなく開き直り、ミジンはそんな義母に怒りが収まらない。大事な仕事をドタキャンしたせいでクビになるかもしれないからだ。一方、レストランではインギョンがイヌとボクナムが一緒にいるのを発見し大暴れ。二人が親類以上の関係にならないようボクナムが厳しく注意されるのを見たイヌは…。
豚足店の手伝いにうんざりするミジンは、実家に泊めてもらおうと母に泣きつくが冷たくあしらわれてしまう。ボクスに家出を宣言したものの結局は店を手伝うのだった。そして怒りの矛先は好き勝手をしている義妹ボクナムへ。しかしボクナムもまた、イヌにつきまとわれインギョンには責められ、チョ家に嫌悪感を抱いていた。そんなことはお構いなしのイヌはボクナムにある重大なことを話そうとして…。
ミジンが嫁ぎ先でこき使われていることに我慢がならないインギョン。たまらず深夜に豚足店へ殴り込みに行くが、寸前でミジンに制止され間一髪で大騒ぎを免れる。そのままその日は直接対決なく過ぎると思いきや、インギョンはボクナムに見つかってしまい…。一方、スヒョンはジュンミョンが事故を起こし救急車で運ばれたという連絡を受ける。普段は落ち着いているスヒョンだが、この時ばかりは気が動転する。
ミジンからボクスの給料の管理を任せて欲しいと頼まれるミスンだったが、自分と夫のお金ですら姑に握られているため快く承諾することはできない。浪費癖のあるミジンに通帳を預けること自体心配なボクスは、ブランド品に目を輝かせるミジンを見てさらに不安が募る。一方、イヌはボクナムに男を紹介することになるが、当日きれいに着飾ったボクナムを見て激しく動揺。ボクナムもそんなイヌの様子に心が揺れる。
相変わらずミジンに通帳を渡す気配のないミスン。そんな義母にしびれを切らしたミジンはボクスに怒りをぶつける。たまらないボクスはスギルに泣きつき、スギルも口を挟むが一向にらちが明かない。思い余ったスギルは最後の手に打って出る。一方、ジュンミョンの前妻への悲痛な思いを偶然耳にしてしまったスヒョンは、そ知らぬ振りをする。スヒョンは、ガラリと雰囲気を変え積極的にギハに近づくのだった。
イヌとボクナムが仲良くじゃれあう姿を見てしまったミジンとミスンは、わけが分からずあ然とする。家族に気づかれたと感じたボクナムは会うのを控えようとするが、イヌの暴走はとどまるところを知らない。同じくジュンミョンもソヨンに猪突猛進。失った時間を取り戻そうと尽くすが、ギハに激しく非難される。さらには、ソヨンの母から衝撃の事実を伝えられ、それを確かめにミョンヒの元へと急ぐのだった。
ミジンとの通帳の奪い合いに敗北したミスン。今度は自分がヒャンシムから通帳をもらおうとするがこれも失敗に終わり意気消沈する。しかしミジンの心遣いでプレゼントを渡されたミスンは、現金にもコロッと機嫌をなおし…。一方、ジュンミョンがウソをついて前妻に会いに行ったと知りショックを受けたスヒョンは、投げやりな態度からギハを頻繁に誘い、姑ミョンヒにも露骨な態度を取るようになる。
イヌとの決定的瞬間を家族に見られたボクナムは言い逃れできず、ついに交際を認めるが、家の恥だと罵られた上に絶対に別れるよう言われる。イヌもミジンから、姑に顔向け出来ないと嘆かれ、交際に暗雲が漂う。一方ミョンヒは、息子の行動を見かねてソヨンに会いに行くが、すでに夫に失望しているスヒョンはギハと行動を共にする。しかしギハはスヒョンが夫への腹いせに自分を利用していると気づき…。
豚足店の前で愛していると大声で叫ぶイヌに、イ家は騒然となる。なんとかミジンが追い返すが、今度はヒャンシムに弁解するのに大わらわ。ミジンの立場や世間体を考え別れるよう警告するインギョンにも、イヌは正当性を主張する。ジュンミョン夫婦の家では、ジュンミョンが関係改善を図るがあえなく失敗。スヒョンの怒りを沈めるどころか家を出ることになってしまう。そして決心の固まったスヒョンは…。
イヌとボクナムは豚足店で酒を飲んで泥酔し、あろうことかボクナムの布団で抱き合ったまま寝てしまう。イヌの行動に激怒するボクスはミジンに八つ当たりし夫婦仲は最悪。さらにミジンは会社でスヒョンに冷たい態度をとられ、ふてくされる。そんな中ミジンは別人のような笑顔で電話するスヒョンを見て相手が誰か妙に気になる。当のスヒョンはギハと食事しているところを義母の友人に見られてしまい…。
相変わらず恋愛に向かって一直線のイヌに対し、家族がケンカしたり傷ついたりすることを気に病むボクナムはついに別れを口にする。義母にジュンミョンと離婚することを匂わせたスヒョンは、踏ん切りがつきギハに夫と別れると伝える。ギハは複雑な思いを抱きながら妹を訪ねるが、容体が悪化した姿を見て愕然とし、その原因であるミョンヒの元へと急ぐ。しかし、同じ頃スヒョンもミョンヒに呼ばれ…。
ボクナムにフラれたイヌはあきらめがつかず、ボクナム本人から本当の気持ちを聞き出そうとするが、退屈だからつきあったのだと冷たく言われてしまう。あまりのショックに立ち直れず体調を崩したイヌは、結局親に言われるがままアメリカ留学の道を選ぶ。一方、急にギハからの連絡が途絶えたスヒョンは不安でたまらず捜し出そうと必死になるが、やっと見つけたギハの態度が一変していることに驚き戸惑う。
ボクナムは突然イヌに自分の本心を打ち明け、思い切ってキスをする。イヌは怒りながらもボクナムを抱きしめ2人は決して離れないことを誓う。イヌたちの問題が解決したと思い込んだミスンとミジンは、和解し手を取り合っていたが、そこへ2人が揃って現れたため再び一触即発。さらにイヌは留学を取りやめ、ボクナムは妊娠したと聞かされた一家はパニック状態に。ここまで来たらヒャンシムにも隠し通せず…。
ミスンとインギョンは子どもたちの結婚に大反対のまま、またしても顔を合わせることになるが、状況を受け入れるだけで精一杯な2人は終始ケンカ腰。関係は親密になるどころか険悪になるばかりだ。一方ミョンヒは、またしてもソヨンのもとへ。そこへギハもやってきて言い争ううち、かつて母がミョンヒから多額の慰謝料を受け取っていたことを知ってしまう。ギハはなおさらスヒョンを遠ざけるほかなくなる。
イ家とチョ家は依然として落ち着かない。ただでさえそんな状態なのに、豚足店の前で不審な動きをした女をミジンが捕まえようとして大騒ぎに発展。さらにボクスとイヌはそれぞれの考え方の違いから血を流すほどのケンカをし、ミジンとボクナムも高額な嫁入り道具のリストがきっかけで対立してしまう始末。コ家ではスヒョンがミョンヒからある取り引きを提案され、従うしかない状況に追い込まれていた。
新婚旅行に出かけ幸せいっぱいのはずのイヌとボクナムだったが、予定より2日も早く帰宅。ただごとではない様子にインギョンはなんとか理由を聞き出そうとするが、2人は固く口を閉ざしてしまう。イ家ではミスンがミジンに漢方薬を飲ませ妊娠を願うが、自らの人生設計を持つミジンは迷惑顔。ミスンに内緒で漢方薬をボクスに押し付けるが、処分に困ったボクスから今度はスギルの手に渡ってしまい…。
意見の対立からミスンに実家に帰るよう言われたミジンは、近所中に知れ渡るほど大騒ぎして出て行ってしまう。ちょうどその頃、チョ家ではボクナムの妊娠がウソだったことが発覚。怒り狂うインギョンのもとへタイミング悪くミジンが出戻ってくるのだった。頭を抱えるインギョンは、イヌとボクナムをイ家へ追い出すが、結局ボクスがチョ家にやってきたことで、息子と娘を入れ替えた奇妙な生活が始まる。
孫が出来ても面倒は見られないというミスンに、夫婦で独立する話を持ちかけるミジン。独立の話など寝耳に水のボクスは、腹を立て一人でさっさと実家に戻ってしまう。体調が悪い中、家のただならぬ雰囲気を察したヒャンシムは、事実を隠そうとするミスンを問い詰めるが、その内容に激怒しミジンを完全に締め出す。しかしミジンが実家に居座り続けることで、今度はボクナムが窮地に追い込まれるのだった。
ミジンとボクスの夫婦仲がだんだんと悪化していく中、突然ボクスが会社に辞表を出し行方が分からなくなる。ミジンは残された自分宛のメールを見て号泣し、家出をやめて急いで豚足店へ。その途中、息子の失踪を聞いて慌てふためくミスンに会い、二人は抱き合いながらボクスの身を案じる。一方、仕事を解雇されたギハは、妹も病院を追い出されたことから、スヒョンとの仲を知ったミョンヒの策略だと感づく。
ミスンとミジンは和解しボクスは先輩と起業することになるなど、豚足店には久しぶりに平和が戻ったかに見えた。しかし体調を崩していたヒャンシムが突然起き上がりミスンを怒鳴り散らしたことからまたもや雲行きが怪しくなる。同情したミジンはミスンを解放するためダンス教室に通わせ人生を楽しんでもらおうと計画。一方、ギハは思い悩んだ末にあることを決意し、スヒョンを呼び出してヨリを戻そうとする。
オンシムに連れられ、ストレス解消にダンスを踊ろうとナイトクラブを訪れたミスンとミジン。そこへ偶然スギルとボクスが現れ、さらにイヌとボクナムまでやってくる。家族の誰にも見つからず何とか店を出ようとしたミジンとミスンだったが、脱出途中で客とトラブルを起こしてしまい店内は大パニックに。警察に連行されるが、家族のほとんどが捕まってしまったため身元引受人としてヒャンシムがかけつける。
ダンス教室で優雅に踊るミスンを見てヒャンシムは我が目を疑うが、それが事実であると分かり、怒ってミスンを家から追い出してしまう。これに納得がいかないミジンはオンシムの店で酒を飲んで泥酔。ミスンが止めるのも聞かず家の前で大声をはりあげ、ヒャンシムに猛抗議する。一方、ギハがジュンミョンの前妻の兄であることを知ってしまったスヒョンは、ギハが自分に意図的に近づいたのだとショックを受ける。
突然ヒャンシムが奇妙な行動をとりはじめ不安を覚えるスギルは、改めてミスンのいない不便さを感じながらボクスとともに店の仕事に家事にてんてこ舞いだった。その頃、チョ家では、ボクナムを守るためにしかけたイヌの爆弾発言により両親に浮気問題が発生。ミスンを援助することに忙しいミジンは、そんなことなど知るよしもなく、ミスンの一時的な避難所として実家が経営する店の休憩所を提供するのだった。
ヒャンシムが倒れ病院に運ばれたため、家出していたミスンやケンカしていたミジンも大慌てで駆けつける。ミョンヒはヒャンシムの見舞いにも行かず、夫に薄情呼ばわりされるが、もし母が本当に死んでしまったらと考えるのが恐ろしく、さらにはスヒョンのことが気がかりで思い悩んでいるのだった。そのスヒョンはジュンミョンに、自分には愛していた人がいたと告白して別れを告げ、ギハのことも完全に突き放す。
一時退院して家に戻ったヒャンシムを、家族全員でお祝いし楽しいひと時を過ごす。しかし、その晩ヒャンシムは眠るように静かに息を引き取るのだった。ヒャンシムのイジメに苦しみはしたが、いざ亡くなると寂しくて仕方のないミスン。悲しみに打ちひしがれ倒れてしまい、ボクナムも泣いたまま起き上がることもできない。そんな中、葬式の最中に世間体ばかり気にするスギルにボクスはその本心が分からずにいた。
突然会社を辞めたスヒョンは、ジュンミョンと正式に離婚をする。別れ際、ジュンミョンから必ず幸せになるよう言われるが、結局ギハとは確証のない約束をして別れ、アメリカに旅立ってしまうのだった。その頃、姑が亡くなった寂しさからなかなか立ち直ることのできないミスンを励まそうと、豚足店にオンシムや両家が集合。ボクスからミスンへ心温まる感謝状が贈られ、久しぶりに笑顔と活気が戻るのだった。
同時期に妊娠したミジンとボクナム。つわりで家事もままならないボクナムに対して、精力的に活動するミジンは、市場の不正を知って会長選挙に出馬を決める。先に陣痛が始まったボクナムはいよいよ出産を迎えるが、慌てたイヌはボクナムが死んでしまうと大騒ぎ。連絡を受けたミスンはヒャンシムの法事もほったらかしでボクナムのもとへ急ごうとするが、ミジンの方も破水してしまい家族は右往左往する。