あっぺとっぺ

Nのためにのあっぺとっぺのレビュー・感想・評価

Nのために(2014年製作のドラマ)
5.0
巡り巡って出会えた仲間は確実に、一致団結して、みんながみんなを思いやった。
そんな関係を羨ましいと思いました。

ほとんどが名場面なのだけど、
野ばら荘のおじいちゃんと希美ちゃんが話すシーンで、おじいちゃんが「苦労はね、忘れるのが一番」と言って、壮絶な家庭環境だった希美ちゃんが呪縛から解放されたように、自然に涙が出るシーンがとても美しかった。

それから、
希美ちゃんが「誰も悲しませずに死ぬことは、できるんでしょうか」と言って、
「それはできないよ。
誰も悲しませずに、生きるのが難しいのと同じ。
一人で生きていくことなんて、できないんだから。」と先生が答えて、そのセリフが自分の中ですごく重くて、心に残りました。

辛くて、悲しくて、切なくて、ボロボロ泣きながら見ましたが、ここ最近で一番かもというくらい良かったドラマでした。

主題歌もとても良かったです。