⼤学3年⽣の岩井巧⺒(橋本将⽣)は、アイドルグループAMELのMIOこと⽚桐澪を推していた。その笑顔は、⽇々の⽀えだった。しかし、⼈気ミュージシャン・海⽃との熱愛報道を知り、ショックを受ける。⼼の傷を癒やすために訪れた、⽥舎の亡き祖⽗の家の前で、巧⺒は偶然、⾏くあてがなく⾬に濡れた傷だらけの澪と出会う。「しばらくここに置いてください」と懇願する澪を受け⼊れ、夢にまで⾒た推しアイドルとの同居⽣活が始まる。⼀緒に過ごす中で、巧⺒は澪の中にもう1つの⼈格「眞希」がいることに気が付く。そして「熱愛報道のあった海⽃が死亡した」というニュースが報じられ、「彼⼥は殺⼈犯かもしれない」という疑念が湧いてくる。信じたいのに、疑わずにいられない。そして、巧⺒は愛ゆえに踏み出す。「最愛の推し」を守るために、そして共犯者になるために。これは、“幻の愛”に溺れた男が堕ちていく、危険で切ない逃避⾏ラブサスペンス。
©「ひと夏の共犯者」製作委員会