A Thousand Blows
7/10
制作　スティーブン・ナイト
アシュレイ・ウォルターズ監督
ディオン・エドワーズ監督
レイトリン・ゲッベ監督
ニック・マーフィ監督
ティンゲ監督
コーキー・ギェドロイツ監督

マラキ・カービー エリン・ドハーティ
フランシス・ラヴホール モーガン・ヒレア
ジェマ・カールトン ジェームズ・ネルソン=ジョイス
ジェイソン・トビン スティーブン・グラハム
ハンナ・ウォルターズ

ビクトリア朝後期、1880年代のロンドンのイーストエンドを舞台に
アンダーグラウンドのベアナックル・ボクシングの王者ヘンリー「シュガー」
グッドソン
(グレアム)、ジャマイカから移住したばかりの
黒人青年ヒゼキヤ・モスクワ(カービー)、女盗賊団のリーダーである
メアリー・カー(ドハーティ)を中心に話が展開する。
階級社会、人種差別が当たり前の時代に、社会の底辺の人々が、生き残ろうと
抗う逞しいドラマ。
グレアムの愛するベアナックル・ボクシングから時代はグローブをつけた紳士的な
ボクシングに変わろうしていて、そこに黒人青年がのし上がろうとする。
時代の波に逆らう男をグレアムが好演していて、ビルドアップした体も説得力がある。
エリン・ドハーティはNatflixのドラマ｢アドレセンス｣の法廷心理学者役が素晴らしかったが、
本作でも存在感があった。
マラキ・カービーも新鮮な魅力があって、テンポもよく、あっという間に観てしまった。