
時は泰平。幼き頃に尊敬する父(船越英一郎)と生き別れ、以来、ひたすら修行に明け暮れてきた霧生忍者の陽炎太(大野拓朗)。成長した陽炎太はいよいよ江戸詰めの任に。忍び込んだ大名屋敷で偶然出逢ったのは、ムッチリフクフク赤鼻の「父上」激似の「猫」だった…。
長屋に父上(金時)を連れ帰った陽炎太。「変化の術、お見事!」と猫から人間に戻るよう促すが、父上はニャーと鳴くばかり。しかし、忍びの掟は【猫厳禁】。噂では、天下の剣豪も白猫に魂を抜かれたとか…。同郷の忍者、虎眼(草野イニ)は陽炎太の様子がおかしいことに気付く…。
部屋から出れないストレスで父上は大暴れ。手を焼く陽炎太に、隣人の幸(大沢ひかる)は、心で通じ合うようアドバイスする。一方、忍びのミッション『金魚の【天神菩薩】を盗み出す』期限は、刻一刻と迫っていた。父上に留守を頼み、闇夜に紛れ屋敷に忍び込むが…。
無事、金魚の【天神菩薩】を上役の半蔵(金山一彦)と左之助(青木玄徳)に差し出した陽炎太。が、安堵する間も無く、新たなミッションを授かるのだった。その上、部屋に帰ると、父上が粗相をしまくりで地獄絵図。さりとて仕事は待ってくれず…。そんな中、陽炎太は妙案を思いつく。
父上のおかげで鳴海屋の娘、お夕(真広佳奈)と遊び仲間になった陽炎太ならぬ金魚売りの珍平は、隙を見て蔵に侵入【消えた年貢米の証拠の帳簿】をゲットする。その後の調査は同僚の くノ一、燕(藤本泉)が引き継ぐが、そこには手練れの忍者・迅雷(永澤俊矢)が待ち構えていた…。
2017年2月8日 23分 13+ 激痛に苦しむ陽炎太。幸は、父上の不思議な導きで忍者秘伝の【元気飯】のレシピをゲット。看病に励む。一方、燕は、幸と猫と一緒にいる陽炎太を見て、衝撃を隠せない。共に10歳、幼き陽炎太(鈴木福)と厳しい修行に耐えた日々、そして「猫は魔物」という掟を思い出していた…。
猫捨て山で別れて以来、燕の行方はようとして知れず、佐之助も探しているようだ。そんな中、父上の具合が悪くなり『猫来来』なる病院で診察を受けることに。ただの食あたりだというが、薬は一両もするという。金の工面をするべく町に出た陽炎太は、虎眼の芝居小屋を訪ねる…。
長屋に虎眼が訪ねてきた。掟を破ってでも、旅公演に行きたいと熱く語る同僚忍者に、陽炎太は複雑な心境。その後、父上と町に出ると【迷い猫】の張り紙が。ウトウトという名の猫が消えたらしい。しかし、特徴がどうみても父上そのもの!飼い主の少女、お花の様子を伺いに行くが…。
父上がお花の元へ行ってしまい、落ち込む陽炎太。そこに、お夕が別れの挨拶にやってきた。鳴海屋を畳んで父と故郷に帰るという。果たして、鳴海屋の年貢米横流しの嫌疑は事実だったのか?左之助に詰め寄る陽炎太。佐之助は薄笑いを浮かべながら血にまみれた虎眼の扇子を広げる…。
目を覚ますとそこは牢獄の中。しかし、傍らには父上の姿が。ほっとする陽炎太。一方、半蔵は沙汰の前に事件の真実を明らかにしようとするが、左之助から火炎の術をくらい、牢獄へ入れられてしまう。全ては、頭首、桂木(麿赤兒)の陰謀なのか…?霧生の真実とは?
半蔵のおかげで脱獄を果たした陽炎太。しかし、逃げても逃げても燕たちは執拗に襲ってくる。【秘伝の巻物】を持って消えた天才忍者、剣山の行方が霧生の命運を握っているのだ。簡単には逃げられない…。そして遂に凶刀に倒れた陽炎太。果たして、陽炎太と父上の運命とは!?
(C)2017「猫忍」製作委員会